約 5,047,566 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1366.html
雷帝の御剣、神殺しの槍(前編) 松本小旅行も中盤である二日目となったこの日、私・槇野晶と従姉である 碓氷灯は、松本駅前よりほど近い繁華街ど真ん中の大規模神姫センターに 二人で入った。自身は無論、灯の服装も私がファッション専門店ビルにて 見立てたのだぞ?灯は異様に恥ずかしがっていたが、度胸を付ける為だ。 『さあ着るのだ灯ッ!神姫達が華やかなのに貴様は野暮ったいのか!?』 『ギャァー!?だ、だからってサングラスや首輪まで取らないでもッ!』 『昨日のパイプオルガンコンサート、あの衣装も良かったがまだ温い!』 『そ、そんな事言われたってこんな街でまでなんて~!?あ~れ~……』 というわけで、パステル系の華やかな服を着せてやった上で、不格好な サングラスと首輪は取り上げた。有無、可憐。女子はこうでなくては! 私も、フリルの整ったワンピースを買いこんで着る。一張羅はホールで 使ってしまったのでな……地方都市での急場凌ぎであるが、仕方ない。 無論神姫達も、皆で用意した思い思いの衣に躯を包む。灯の“妹”達は “W.I.N.G.S.”を持たぬので後で脱がねばならないが、そこはそれだ。 「ともあれ、貴様からの用件はこのバトルにより果たされる訳だ。灯」 「うぇ?なんでし……ギャァーッ!?ギブギブ、手合わせですな!?」 「分かっているなら惚けるでないわッ!……ともあれ“3on3”か?」 「痛……も、もちろんっ。そ、その。私とて負けては……はぎゅ!?」 「……人の視線など気にするな……己の心を気にしろ、信じるんだ!」 「あー!?ちょ、ちょっと何やってるのよ晶さん抱きついちゃって!」 灯のバッグに入っているミラ達のブーイングが聞こえた。私は、笑う。 奴め、周囲の視線を不要に気にして足がガクガクと震えていたのでな? 「いいか皆、灯が落ち着かない時はこうしてお前達が抱きしめろ!」 「え?……い、いいの晶さん?姉様に、もっと抱きついちゃって?」 「無論だ、マスターと神姫の信頼関係はそうして作る物だと思うぞ」 「じ、じゃあ姉様!この戦いに勝ったら、私達を抱きしめて下さい」 ……若干不吉な約束にも聞こえるティニアの告白に、灯の顔が染まった。 だが、その効果は覿面。若干誇張した挑発だが、灯と神姫達の“将来”に 良き物であれば、私も人目を憚らず抱きしめてやった甲斐がある……む? 「マイスター……わたし達の言いたい事も、分かっていますの~?」 「う゛……いいだろう、お前達が勝ったら“いろいろ”してやるッ」 「わ……い、いろいろですよクララちゃん!旅先とはいえ人前で!」 「勢いって怖いんだよ、マイスター……でも、それならボクらもっ」 ──────その代償は、決して安くなかったが。カートの上でわいわい はしゃぐ三人を見て、どうしたものかと胸の高鳴りを抑え付ける。さて、 照れ隠しとばかりに私達二人はフロントへと赴き、そこで3on3の試合を 予約する。地方とはいえ松本の設備はなかなかだな。先程寄ったビルには MMSショップの資格を取った玩具店もあると言う……油断は、出来ぬぞ。 「よし、普段通り“EL DoLL”をセットしておく。存分に暴れ回れッ!」 「はいですの~♪アルマお姉ちゃん、クララちゃん……ここが正念場!」 「ええ……普段皆で特訓した事が試されるチャンス。頑張りましょう!」 「うん、気は抜けないんだよ。ほら、アレ……相手も、新武装だもんね」 クララの言葉に視線を移すと、向こう側のベンチではイリン達が武装に 着替えている。その容姿は以前の“黒鳥”とも、大きく変わっていた。 小型ライトセイバーにハンドガン、そして黒翼。ここまでは三人共通。 だが、それ以外の要素は大きく異なっていた。ミラは、蛇腹型の巨大な 籠手で両肩から下を覆う。可変機構内蔵である様だが、果たして……? 『碓氷さんと槇野さん~。フィールドの準備が出来ましたのでどうぞ』 「む、整ったか……よし、往くぞ皆。V2を取り、意地を見せつけろ」 『はいっ!!!』 皆を肩に乗せ歩きつつ、三着の“EL DoLL”のケースを携えて思案する。 イリンはバランスのいいアーマーを全身に装備している。コートの様な、 肩部装甲が特徴的だった……そして腰の巨大拳銃と、見えなかった両腕。 分かりやすいのはティニアの姿だ……展開機構を仕込んだ大型スカート。 排気口やブーツの衝撃吸収ダンパーも見られるそれは、走行性能の為か。 ……何にせよ、気を抜けば一瞬で絡め取られるな。席に着き、注視する。 『夜虹の戦姫vs黒翼の戦姫、セカンド3on3・第2戦闘、開始します!』 「よし、蹴散らしてこいお前達ッ!灯に真髄を見せてやるのだッ!!」 『はいっ!!!』 「が、頑張ってくださいですぞ!……信じてるからっ!!」 『任せて、姉様ッ!!!』 そして戦いは始まった。舞台は……待て。なんだこれは、体育館かッ!? 学校のそれではない大規模な物とは言え、このセッティングは来る……。 い、いや。呆然としていてもいかんな。六人の戦いはもう始まったのだ! 「さ、行くわよッ!進化した私達を、見せてあげる!」 「それはこっちの科白です!……モリアン、来てくださいッ!」 『No problem(敵襲に気を付けて下さい)』 『“W.I.N.G.S.”……Execution!』 「ふぅん、それが……あんまり代わり映えしないのね」 「そう馬鹿にした物でもないですよ、さぁ行きま……えッ!?」 アルマとミラの方では、今まさに戦いが始まった所だった。アルマは、 早速と衣装を“レーラズ”に変換し、“アルファル”をその身に纏う。 その姿は、茜色の戦乙女。以前よりも先に進んだ、アルマの姿だ。だが ミラはそれを目にして不敵に微笑み……文字通り、“手”を伸ばした! 「きゃうっ!?こ、これは……腕が蛇腹部分で伸びてビットに……!?」 「私達は変わったんだよ?私はね……“ヘヴィハンド”ミラッ!」 「う、ぐぐ……ッ!?痛いッ……!」 ──────想う力が、神姫をここまで強くするのかな。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1090.html
戻る 先頭ページへ 昼間だと言うのに、薄暗く埃臭い部屋。 明かりは厚手のカーテンに遮られ、部屋を照らす事は無い。 固く閉じられた窓を叩くのは残暑が香る秋の風。 外にいれば夏と冬の中間の心地よい風が身体を包む事だろう。 「これを見るのは、5年振りだねぇ」 薄暗い部屋より黒い身体を持つナルが、それを見ながら言った。 その言葉には懐かしさと、幾許かの自嘲が含まれている。 「出来れば、見たくなかったんだがね」 それが入っていた金属ケースを弄びながら、恵太郎が言った。 視線はあくまでケースに注ぎ、ナルが見ている物を見ようともしない。 その様子にナルは、軽い溜息を吐いた。 「全くぅ、決めたのはマスターでしょぅ?」 ナルは腰に手を当て、怒ってますのポーズをした。 しかし恵太郎はそれすらも見ずに、金属ケースの表面をなぞった。 「……あれから、もう5年経ったんだな」 恵太郎の指先には埃が黒く纏わりついている。 「そうだねぇ」 傷だらけ、埃だらけの金属ケースの上にナルは飛び乗った。 厚く積もる埃の層、所々に走る傷と錆。その上で狂る狂ると廻った。 「……ボクも変わって、マスターも変わって、世界も変わって。それでも変らない事ってあるんだよぉ」 それほど大きくも無い金属ケースの上を、ゆっくりと緩慢とさえ感じる動作で廻っていく。 まるで、恵太郎の覚悟を確かめるように。 「………ああ、解ってる」 恵太郎は大きく息を吐いた。そして見た。 そこに並ぶ、過去の思い出の結晶を。 声が響く。 白い壁、白い天井、白い床。 校庭で、教室で、体育館で、廊下で。 男子が、女子が、教師が。 大きな声で、小さな声で。 思い思いの言葉を響かせる。 ここは、県内でもある種有名な私立高校。 学校内にバトルスペースとランキング制度を設ける数少ない高校だ。 廊下は白塗りの壁と床と天井で統一され、清潔感を醸し出している。 広い人工芝の校庭ではサッカーやバスケットに興じる生徒の姿も見える。 下手な競技場よりも巨大な体育館ではバトミントンをする生徒がいる。 十数ある教室では、昼食や雑談に花を咲かせる生徒ばかり。 それらを行き交う生徒の大半は、随所に取り付けられた液晶モニターに注意を傾けている。 そこに映るのは黒いヴォッフェバニーの装甲を身につけたハウリンの姿。 右手にハグダント・アーミーブレード、左手にモデルPHCハンドガン・ヴズルイフを握り、バトルフィールドを縦横無尽に駆け抜けている。 迫る弾丸を斬り払い、迫るミサイルを撃ち落とし、無駄など一切感じさせない動作で戦場を書ける黒い竜巻。 彼女こそ、校内ランキングの頂点に立つ神姫、トロンベである。 「おつかれ、トロンベ」 「ありがとうございます、ご主人様」 バトルを終えたトロンベに、アリカが労いの言葉をかけた。 それに伏せ見がちに応えるのは、いつもの光景だ。 「今日も負けなし……良い調子ね。これなら来月の大会でも良い成績が残せそうね」 「確かサバイバルバトル形式の大会でしたね……」 トロンベの語尾が、僅かに震えた。 「出来る事なら、卒業までにはセカンドを脱したいわね」 「ファーストですか……行けるでしょうか?」 あえて気付かないふりをして、アリカは言葉を続けた。 「出来るわよ、あたしとトロンベの二人なら。何だって出来るわ」 「……はい、ご主人様」 何時もと同じ日常。 しかしそれは、気付かぬ内に崩れていく。 それは緩やかに、しかし速やかに。 「アリカ、頑張るわね~」 「相変わらず並の激しい人ですね」 ノートPCでトロンベのバトルを見ていた茜は満足そうに呟いた。 対するロンは、比較的冷静と言うか感心なさげだ。 「あら、何時になく辛口ねぇ」 「一時期は私にすら勝てなかったチャンピオンですからね」 茜は軽く笑うと、ロンの髪を撫でた。 「そこは師匠に似たのね」 「確かに、あの二人の波も相当激しかったですね」 ロンは目を瞑り、茜に身を委ねた。 「そうねぇ、昔は相当激しい波だったわねぇ」 「……マスター」 震える体で、ロンは茜の指にしがみ付いた。 「何となくですが、嫌な予感がするんです」 閉じた目は何を見ているのか。 「あの二人の最近の雰囲気、あれはまるで……」 「大丈夫」 茜は、ロンを両手で包みこんだ。 「あの二人は変わったのよ。もうあんな事は起きないわ」 子供をあやす様に、諭す様に茜は言った。 「それに、二回目は無いもの」 歪んだ絆、軋んだ絆。 音を立てず、ゆっくりと、しかし確実に朽ちていく絆。 途切れた絆は二度と戻りはしない。 綺麗に整頓された部屋、というより散らかすものが無い部屋。 真新しいフローリングの床の上にあるのは、小さなテーブルと畳まれた布団だけ。 その他の物と言えば大抵はクローゼットの中に仕舞い込んである。 「うわぁ……懐かしいなぁ」 「何で御座るか、主殿」 クローゼットの中に頭を突っ込んでいた孝也が声を上げた。 その眼の先には紺色の表紙を持つやたら大きい本が握られていた。 「高校のアルバムだよ」 「ふむ、アルバムで御座るか」 それを引っ張り出し、息を吹きかける。クローゼットの中に置き去りにされていた分の埃が空を舞った。 「わぁ……懐かしい……」 「……しかし主殿、高校に在学しておったのはたかだか1,2年程前で御座ろう。それほど懐かしがるもので御座るか?」 畳んだ布団の上に座りアルバムを食い入るように見つめる孝也に、トリスはやや冷めた視線を投げかけた。 「そうじゃなくてさ……ほら、見てごらんよ」 アルバムのあるページを開き、何かを指さす孝也。トリスは訝しげにそれを覗き込む。 「……これは、恵太郎殿で御座るな? ふむ、何度見ても……」 「やっぱそう思うよね?」 トリスは眉を顰め、孝也は少し嬉しそうに笑った。 孝也の指さす先には恵太郎の姿があったのだ。ただし、高校入学直後の姿で。 「凄い人相悪いよねぇ」 「……確かに、今思えば今の恵太郎殿とあの時の恵太郎殿はまるで別人で御座るな」 そこに映る4年前の恵太郎は、端的にいえば柄が悪かった。 眼つきは鋭く、まるで眼に映る者全てが敵だと言わんばかりの眼光。 映る写真のその全てが不機嫌そうな顔をしている。 「アルバムって面白いよね」 「恵太郎殿が、の間違いでは御座らんか」 孝也は目を輝かせながらページを捲る。 一年正のページが終わり、二年生のページへ、そして三年生。 人は変わっていく生き物だ。そして、アルバムはそれを如実に映し出す物だ。 「この頃になると、すっかり今のけーくんだね」 「……何度見ても豹変ぶりが凄まじいで御座るな」 最後の方にある、卒業記念の集合写真。そこに映る恵太郎は朗らかに頬笑み、瞳には優しげな光を灯している。 とても、同一人物とは思えない豹変ぶりだ。 アルバムを捲っていた手が、止まった。 「あの頃のけーくんには、もう戻って欲しくないな……」 輝いていた眼には哀しみの光が灯り、その表情は暗く曇る。 「……主殿、それは違うで御座るよ」 トリスは孝也の目を見た。 「今度は、拙者らが止めるので御座るよ」 「たかや、とりす。どーしたの?」 ナ・アシブの中で眠っていたニトクリスが目を擦りながら言った。 しかし、孝也とトリスは優しく笑うだけで何も答えない。 人は変わらない。 それは過去。それは記憶。それは決意。 どれだけ足掻いても、どれだけ抗っても。 電子の上に聳える大地。 電子の上に流れる大気。 電子の上で嗤う、神姫。 鉄骨が剥き出しになったビル。コンクリートが剝がれた道路。点滅を繰り返す信号。 街を彷徨うゴミの数々。猫の子一匹見当たらない、廃墟。 「うふふぅ、やっぱこのフィールドが一番馴染むねぇ」 車など通らない交差点、その中央に立ち周囲を見渡す神姫が一体。 雪の様に白い髪、そこから飛び出る鋭い双角、そして狂気に歪む赤い瞳。 影の様に黒い身体。深紅色―――否。血色の装甲を身に纏う神姫。 背中にはGA4“チーグル”アームパーツ。脚部にはGA2“サバーカ”レッグパーツ。 両手に握るのは奇異な形状の大型ナイフ、ギロチンブーメラン。 チーグルで握るのは打月突部後部にバーニアを持つ大型鎚、ロケットハンマー。 それらを血色に染めた黒い恐怖。 赤の軍団の一、破壊大帝、紅い悪魔の異名を持つ神姫。 立ちはだかる者全てを、一切合切を打倒し、破壊し、終焉させ得る機械仕掛けの神の姫。 かつて、数十もの姉妹を屠った同胞殺しの神姫。 「久しぶりの得物の調子はどうだ―――」 カーネリアン。 それが、彼女の名だ。 それを見た瞬間、裕也は反射的に拳をテーブルに叩き付けていた。 その影響で食堂のテーブルは大いに揺れ、何人分もの昼食が転倒しかけた。 テーブルに大きな歪みを残した裕也は、それに気付かず叫んでいた。 「恵太郎……あの馬鹿野郎が!!」 その怒声、それが液晶画面の向こう側にいる二人には届くはずが無い。 しかし、それでも裕也は叫ばずには居られなかった。 「……裕也、落ち着きなさい」 テーブルの対面に座っている裕子は、落ち着いた声で裕也を諭す。 「この子が怯えてるわ」 そう言って、唖然とする蒼蓮華を見た。 「……これが、落ち着いてる状況かよ」 拳を握りしめ、苦虫を噛み潰したような表情で唸った。 「だからと言って、怒鳴って解決する問題でもないでしょう?」 裕子は紅茶を口に含んだ。 しかし、その眼光は何時になく鋭い。 「マスター」 震える蒼蓮華を抱き締めていたアル・ヴェルが口を開いた。 「あれは、あの目は確かにカーネリアンの目です。ですが同時にナルの目でもあります」 その言葉に、裕子は答えず目を瞑った。 「姉貴」 それを催促ととった裕子は口を開く。 「もしかしたら、あの時より厄介な事になるかもしれないわね……」 そして、アル・ヴェルと蒼蓮華の頭を撫でた。 「だとしたら、、また俺が止めてやる……!」 裕子は口には出さなかったが、心の中では裕也が恵太郎に敵わないだろう事を感じていた。 恵太郎は、正気で、冷静で、正常だ。 裕子の中の何かが、そう告げていた。 「まずは、恵太郎君に話を聞かないと、ね」 少しぬるい紅茶を傾けた。 先頭ページへ 進む
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2002.html
第弐話 軽快にエンジン音を立てながらバイクが国道を疾走する・・・。 と言えば聞こえは良いが、実際の所はよくそば屋のおっちゃんが出前の時に使うようなヤツ、スーパーカブが法定速度ギリギリのスピードで走っている。 「マスター、やっぱりこれ格好悪いですよ。色も地味ですし」 「あのなアカツキ、こいつはかの株式会社ホンダの初代社長の本多宗一郎氏が「誰でも乗りこなせるバイクを」と言うことで完成した燃費の良さが売りの名機だぞ」 「けど、それだけでしょう」 「おら、着いたぞ」 アカツキの言葉がグサリと来たが、ちょうどステーションの前に着いたので優一はそこで議論を打ち切った。 「おー、やってるな」 本来このテの施設はこの時間帯は閑古鳥が鳴いているときだが、今日はイベントがあるらしく、すでに多くの神姫オーナー達が集まっiいた。すでに控え室にログインしている神姫を見て悩んでいるとアカツキが一組のペアのデータを持ってきた。 「さて、最初のカードはっと、どうしようかな?」 「マスター、この「ジャンヌ」て人はどうですか?」 「騎士型か・・・、拓真のモルドレッドもそれだったな。よしまずはこいつにするか」 優一は早速ジャンヌのオーナーに対戦を申し込むメールを出したところ、5分と待たずに返事が来た。 「誰かと思えばあの鶴畑の身内かよ」 その文章は明らかに「私はあなたより上です」と言わんばかりの文章だった。 「本人に悪気はないと思いますけど・・・、殺意が湧いてきますね」 「まあいいだろう、ボンボンのお子様にお灸を据えてやるのも。アカツキ、相手は接近戦に長けたタイプだ。中・遠距離戦で行くぞ」 「はい!」 「あなたが私の相手ですの?せいぜいがんばってさっさと負けた方が身のためですわよ」 声がしたので振り返ると、高そうな服を着込んだデ・・・もといポッチャリ系の少女がいた。 「あんたが俺らの相手のオーナーか?」 「ええ、鶴畑和美と言いますわ。」 そう言ってデ・・・もとい、和美はムダにでかい態度で自己紹介してきた。 「こりゃ徹底的にやらないとな」 優一は心の中で思った。 とっぷ 零之三
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/998.html
戦うことを忘れた武装神姫 その32.5 <<その32から。。。<< 「なるほどねー。」 あれから、からくり時計の列車を何度見のだろう。 すでに深夜バスもなく、自宅まで歩いて帰ることにした久遠。 「時を紡ぐ神姫とマスター、と。。。」 星空の下、堤防を歩く久遠の肩では、リゼがあずさから教わった歌 -Cradle of Time- を何度も口ずさみ、美しい歌声が星空へと吸い込まれていく。 ・・・相当の額を呑んだ気がするし、事実久遠の財布は薄くなっていた。 だが、今宵すごしたあの時間は・・・と、リゼの歌が止まった。 「ねぇヌシさん。 あたしも、あずささんみたいなカッコイイ神姫になれるかなぁ。」 呟くリゼの耳には紅色のピアスが輝いていた。 先のヌレヌレのお詫びもあったのだろう、あずさは自らが付けていたガーネットのピアスを、帰り際にリゼに付けたのだ。 「・・・なんだ、まだピアスのことを気にしているのか?」 「うん。。。 あたしが、本当にあたしがもらってもよかったのかなぁ・・・?」 久遠は立ち止まり、リゼを手のひらに乗せた。 「もちろんなれるさ。 時間はかかるかもしれないけれど、その時間も楽しんでしまえばいいんだよ。 それに・・・」 そっとリゼの頭を撫でて、 「お前はウチの自慢の神姫、リゼなんだから。 ピアスを貰ったこと、もっと誇ってもいいと思うぞ。」 と久遠は付け加えた。 「へへ、そ、そうだよな・・・っ! ふあぁ、なんだか眠いよ・・・あくびが出ちまう・・・」 大きなあくびをするリゼの目のふちに、キラリ光るもの。 しかし、久遠はあえて気づかないふりをしてリゼをポケットへと収めた。 「さすがにこの時間だと眠いだろ。 ここでゆっくりしてていいぞ。」 「ありがと、ヌシさん。。。」 きゅっと久遠のシャツにしがみついたリゼ。 久遠の鼓動を感じつつ、リゼがうとうとしかけたそのときだった。 「し、しまったぁあぁっ!!!」 絶叫する久遠。 「な、なんだよヌシさん・・・!!」 「エルガたちのことすっかり忘れてたっ!!! あいつらに飯用意してねぇっ!!!」 「・・・それはあたしの知ったことではない。 ごめんねヌシさ・・・きゃっ!」 久遠はまるで逃げるかの如く堤防の道を駆け出した。 「やばい・・・あいつらのことだ、何しでかしてるかわからん・・・!!」 酔いも半ば醒め、必死で駆ける久遠のポケットでは、二人きりのせっかくのムードをぶち壊されたリゼが、ちょっとむくれつつも皆に愛情を注ぐことを決して忘れない久遠を誇らしく思っていた。。。 そして。 帰宅した久遠を待っていたものは、片付けに丸一日費やすことになる惨状であったという。 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinki_ss/pages/73.html
※このページは、各投稿者様の所有神姫索引(投稿者別表記)ページです。 オーナー五十音順→神姫五十音順でソートしてあります。 ソート間違い・読み仮名違いなど、ご指摘・ご意見あればまとめwiki管理人のメールアカウントに直接投げてください。 素体略称は、以下の略号で表記します。 ヘッドと素体が異なる場合(例「頭・犬/素体・兎」)は「ヘッドの素体名を記入」して 紹介本文にて素体構成を書いていただくようお願いします。 【略号一覧】 天使:アーンヴァル 悪魔:ストラーフ 忍:フブキ 猫:マオチャオ 犬:ハウリン 兎:ヴァッフェバニー 騎士:サイフォス 侍:紅緒 津軽:ツガル 花:ジルダリア 種:ジュビジー 砲:フォートブラッグ 鳥:エウクランテ 魚:イーアネイラ 海豚:ヴァッフェドルフィン 黒天:アーンヴァルbk 白悪:ストラーフwh 寅:ティグリース 丑:ウィトゥルース 建機:グラップラップ 水猫:マオチャオ(リペ) 水犬:ハウリン(リペ) HST:アーク HMT:イーダ 蝶:シュメッターリング 戦車:ムルメルティア 戦闘機:飛鳥 火器:ゼルノグラード 黒鳥:エウクランテbk 黒魚:イーアネイラbk 白HST:アーク 白HMT:イーダ カブト:ランサメント クワガタ:エスパディア サソリ:グラフィオス コウモリ:ウェスペリオー 天コマ:ウェルクストラ 夢魔:ヴァローナ ナース:ブライトフェザー シスター:ハーモニーグレイス フェレット:パーティオ リス:ポモック ※記述例 【オーナー名(武装紳士録アンカーにリンク)】 神姫名(神姫淑女録アンカーにリンク)(ヘッド素体) 【あると】アルティ(天使) かなで(津軽) こるり(犬) バニー(兎) フォルテ(鳥)フブキ(忍) みあん(悪魔) オメガ(黒天) セラフィー(戦車) みやび(戦機) 【Ex-Mavis】ヴァル(種) エミリー(天使) カチューシャ(津軽) グレイス(兎)ケイト(花) 彩雲(侍) ジル(騎士) チハ(砲) ベティ(悪魔) メイヴィス(鳥) 【我闘】 ガーベラ(犬) シャドウ(悪魔) 切ちゃん(騎士) 緋藤(侍) マイ(猫)レナイヤ(騎士) 嵐凰(鳥) コテツ(寅) 【黒虎】マスクドコック(兎) 【K-Kurasawa】アネット(兎) エリス(天使) ナオ(犬) フィア(悪魔) 真衣(忍) 【白羽】葵(侍) 因幡(兎) カノーネンフォーゲル(砲) ステンノ(鳥) ヒルダ(津軽)フブキ(忍) ベル・ゼファー(悪魔) マオニャー(猫) ルゥ・ガルゥ(犬) ロスヴァイセ(天使)ロラン(騎士) 【シン=アカツキ】アマテル(忍) 怪盗フォックス(犬) カマエル(天使) コレー=アカツキ(悪魔) サマエル(天使)ティニア(種) フレア(忍) ミナーヴァ(兎) リディア(白悪) 【strangedays】アニエス(猫) うぃん(天使) とりこ(仮名)(鳥) ハウリー(犬) ミューシア(悪魔) 【セイロン】イェーガー(種) ヴィルケ(白悪) サーニャ(忍) シャーリー(花) ディートリンデ(黒天)バルクホルン(悪魔) ハルトマン(犬) ユーティライネン(天使) リーネ(砲) ルッキーニ(猫) 【タイガ】パラレル真夜(侍) 真夜(侍) ミニア(悪魔) リューネ(魚) ルキ(犬) ロゼ(騎士) 【ツインガンナー】イリーアン・マザー(悪魔) サイフォス(騎士) ストラーフ(悪魔) ストラーフ・リーフィ(悪魔) ハウリン(犬)紅緒(侍) マオチャオ(猫) 【ティーノ】ノン(砲) ハクウ(天) フブキ(さん)(忍) 【とっきー】つばめ(鳥) 菜月(黒天) 雪奈(天使) 百合華(犬) 【ぱぴこん】さーりゃん(騎士) 忍子(忍) ノワール(悪魔) ハウ(犬) ビアンカ(天使)紅緒(侍) まおちゃ(猫) 林檎(津軽) 【比呂雪】エクサ(丑) ソーン(天使) ティマ(白悪) フェス(津軽) ヘルツ(黒天) リーン(鳥) リオナ(猫) ルクス(戦闘機) 【風雷坊】アルメルス(騎士) ディーヴァ(魚) 巴(侍) ノエル(砲) 氷雨(忍)フィア(天使) フィリア(黒天) フェスティア(鳥) フレア(津軽) リディアス(悪魔) 【万年睡眠不足】伽倶土 焔乃華(侍) 神代 緋月(黒天) 神代 雪月(天使) 姫月 華倶夜(悪魔) 真神 要(犬)御影 忍(忍) 宗像 雫(騎士) 宗像 遥(魚) 八千代 千華音(花) 八千代 千種(種) 【みずねこ(ねこ隊長)】イザベル(悪魔) クロエ(忍) シャオ(犬) ティアイエル(天使) ミュー(猫) 【ゆーげん】 ヴィオラ(騎士) エリシア(天使) キララ(悪魔) クオン(津軽) ケイ(犬)シュネー(白悪) スズネ(猫) セリナ(種) テミス(兎) パルティア(魚)マコト(砲) ミフユ(忍) ライラ(花) レラ(鳥) 【雪冠(ゆきかんむり)】アキナ(種) アクエル(魚) エリュス(騎士) サウシア(黒天) シーヴァ(津軽)ゼファー(鳥) チヅル(侍) ノアーレ(猫) ノウアー(悪魔) ノーシア(天使)フォーチュナ(白悪) ミツキ(砲) ミリアン(兎) リコ(花) リファ(忍) リン(犬) 【雪見】ナゴミ(和)(猫) ヒカリ(光)(天使) メイ(犬) ユウ(遊)(悪魔) リツ(律)(忍) 【蓮吻(レンウェイ)】アルメリア(猫) アレキサンドライト(砲) カルミア(種) 神無月(悪魔) 薫・茜嵐(犬)紅(侍) サイ(騎士) サルビア(花) スノーフレーク(鳥) 燈彗(津軽) ハル(天使)ヒカリ(鳥) ユキ(天使) リデル(猫) リン(犬)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1332.html
{武装神姫の理解の違いと人間の理解の違い} 「おい、姉貴」 「何、タッちゃん?」 「何故俺はこんな所にいるーーーー!!!!」 俺は姉貴に向かって怒鳴った。 それもそのはずだ。 本来なら夏休みを満喫しながら部屋でグースカピー、と寝てるというのに…。 なんでセミがミーンミーンと鳴いてる、この暑い外にいるのだ。 ありえん。 大学生になってから運動しなくなったから身体がダルくてどうしようもない。 まぁ今はとある会社の駐車場にいる。 さっきまでクーラーの効いた愛車の中に居たので、まだよかった。 だが、今は車から出てしまったので太陽に光と熱が直撃している。 マジで殺す気かぁーみたいな感じだ。 そして車挟んで隣にいるのは俺の姉貴、朱美がいる。 因みに俺の左肩に違法改造版のリアウイングAAU7を装備したアンジェラスがちょこん、と座っている。 クリナーレ達は昨日夜遅くまで遊んでいたので、ただいまお昼寝中。 暑いなか、俺は姉貴に半睨みしながら目の前会社を見ながら言った。 「っで、その國崎技研ってのが…ここか?」 「そうよ。我が社のVIS社が少しライバルだと思ってる会社よ」 「ライバルだぁ~あ?またそれはどうして??」 「だって、お互い神姫関連のパーツを創っている会社よ。自社制作だけでなく、個人制作の武装の代理販売なども行っているのだから、これをライバルじゃないと言ったらなんて言うのよ!」 「う~ん、まぁそうだな。ほんでもって、そのライバル会社に来てどうするつもりだ?ハックでもしかけるのか??」 「…タッちゃん」 「な、なんだよ。そのあきらかに馬鹿にしたような何言ってるのこの人は、みたいな顔をしやがって」 「気にしないで。実際、國崎技研に来たのは『白雪姫シリーズ』について調べたいのよ」 「白雪姫シリーズ?聞いた事ねぇ~なぁ。なんかのプロジェクトか?」 「タッちゃんが知る必要はないわ。さぁこんな暑い外なんかいないで行きましょ」 「それには同意だ」 國崎技研の入り口から入り、クーラーでキンキンに冷えた空気が身体に当たる。 くぅ~涼しくて気持ちいいぜ。 会社の中は広々としていて綺麗だった。 …流石、バックに斗小野グループがいるだけの事でもあるなぁ。 姉貴はズカズカと受付まで行き何か受付の人と喋っている。 「凄い会社ですね、ご主人様」 「だな」 辺りをキョロキョロと見渡す。 ふ~ん、まず内装はいい会社だな。 ん? 姉貴に近づく女性がノロノロと遅いスピードで歩いていくる。 あ、姉貴に声を掛けた。 この会社のお偉いさんか? んな訳ないよなー。 容姿的に女子高生に見える、まさかこの会社の社員な訳は…。 「おーい、タッちゃん。こっちに来て國崎技研技術部部長にご挨拶しなさーい!」 社員だったーーーー!!!! しかもお偉いさんだーーーー!!!! 開けて吃驚、玉手箱! って、驚いてる場合じゃないよな。 俺は早歩きで姉貴の所に行く。 「失礼いたしました。こちらが私のアシスタントの天薙龍悪です。今回、我が社の武装神姫のパーツデータを提供するものとして派遣されました」 「こんにちわ、天薙龍悪と申します」 礼儀として45度くらいの角度ぐらいまで頭を下げる。 こいつが國崎技研技術部部長かぁ。 見た目的に婪より幼く見える。 「…ご丁寧どうも。私は斗小野…水那岐と申します。以後、よろしくお願いします」 部長さんも頭を下げる律儀な人だ。 斗小野…水那岐? 斗小野…。 あー、斗小野グループの人間だったのか! ならここの國崎技研技術部部長だという理由も納得いく。 あの斗小野グループの会長の孫娘あたりの人物かな。 「タッちゃん、このアタッシュケースを持っていって第1課・フレーム・架装部門の所に行ってデータを交換しあって。このケースの中には外部HDが入っているから、赤いシールがデータをあげる方のHD、青いシールはデータを貰うHDだから間違えないでね 」 「へいへい。解りましたよ」 「それじゃあ、お願いね。私は斗小野水那岐さんと一緒に別なところに行くからー」 「斉藤朱美さん…こちらです」 姉貴と水那岐はエレベータに乗ってしまった。 後に残った俺とアンジェラスは受付に『第1課・フレーム・架装部門の場所は何処ですか』と尋ね向かった。 いやはや、あの水那岐には驚かされたぜ。 …。 ……。 ………。 大股で歩きながら第1課・フレーム・架装部門の場所に移動する。 途中で色々な武装神姫のパーツを見る事が出来たのは嬉しかった。 物見るだけで大抵のプログラムは頭の中で出来る…完全には無理だ、天才じゃあるまいし。 「ご主人様、着きましたよ」 「ん、そうだな。こんな仕事、ちゃっちゃと終わらして帰ろうぜ」 ドアを開けると、そこには色々な機材がある部屋だと認識出来た。 テストパーツを伸ばしたり潰したりして強度確める機械や風力や水力の抵抗を見る事ができる機会、etc,etc。 ここは相当な設備をされた場所らしい。 流石は会社。 俺の家にある機材と比べようもないぜ。 おっと、機械に見とれてる場合じゃない。 確か、ここの担当の香田瀬健四郎という奴にデータを渡せばいいんだよな。 俺はキョロキョロと部屋の中を見渡しながら歩く。 すると。 「あー!部外者は立ち入り禁止ですよ!!」 女の子の声がしたので、辺りをくまなく見渡す。 だが人間らしき姿を見つける事が出来なかった。 おかしい、物凄く近くから聞こえたのに。 俺の耳が可笑しくなったのか? 「ご主人様、ご主人様。足元を見てください」 「ん?足元だと、ウオッ!?」 俺はアンジェラスに言われた通りに足元を見た。 そこにいたのは腕組をした武装神姫のマオチャオ型が居たのだ。 驚いた俺は半歩後ずさる。 「誰かいたのかい、ユキ?」 「あ、お兄ちゃん。この部外者の人達に注意していたの」 白衣を着た若い男の人が猫型マオチャオのユキという神姫を右手の手の平に乗せた後、俺の方を見た。 見た目的に22歳ぐらいだろうか。 とても若く見える。 ここは不審がれる前に行動するか。 「初めまして、VIS社から来た天薙龍悪です。データの交換に来ました」 「それはどうもご苦労様です」 「あの、スミマセンが香田瀬健四郎さんって居ますか?」 俺がそう言うと男はキョトン、としてその後は少し苦笑いしながら白衣に付いてる社員名が書かれてる名札を見せた。 あ、第1課・フレーム・架装部門:香田瀬健四郎と書かれていた。 だぁー、俺とした事が本人に本人を尋ねてしまったのだ。 ちと恥ずかしい。 「あ、これは失礼しました」 「いえいえ、まぁ立ち話もなんですから、どうぞこちらに来てください」 部屋の置くに行く健四郎、俺はその後ろ姿を見ながら付いていく。 …。 ……。 ………。 健四郎が歩み止めると、そこにあるのは業務用の机にデスクトップ型のパソコンが二台置かれていた。 左側の方はスクリーンセイバーが起動していて、右側の方は武装神姫のパーツを作るソフトが動いている。 椅子に座る健四郎。 手の平に乗せていたユキという神姫を机に下ろす。 「天薙…龍悪君だったけ。君もこっちの椅子に座って」 「はい」 ご丁寧に俺の椅子の分も出してくれる健四郎。 俺は出された椅子に座る。 そして武装神姫のパーツデータがぎっしり入ってる外部HDをアタッシュケースから取り出す。 確か赤いシールがデータをあげる方で、青いシールがデータを貰う方だったよな。 「では、データを差し上げたいのですが、どちらのパソコンに入れれば宜しいでしょうか?」 「そっちのスクリーンセイバーが動いてる方でお願いするよ。そっちのパソコンに外部HD付いてるからそこにデータをいれたください」 「解りました」 俺は赤いシールが付いてるHDをパソコンに接続し、マウスを操作してデータ入れ込む。 パソコンのHDや外部HDがフル回転する。 …うわー、1000ギガあるよ、テラですよ1テラ。 これは時間掛かるなぁ。 次は…と。 「次にデータを貰う方のHDなんですけど、こっちの方もあのパソコンですか?」 「いえ、こちらです。HDを貸してください。俺がやっとくので」 「はぁ、そうですか」 外部HDを健四郎に渡し、俺はアンジェラスの方を見る。 アンジェラスは健四郎のユキに興味があるのかユキの事をチラチラと見ている。 他の神姫に興味があるのか? いや、ちょっと違うなぁ。 あのユキという神姫は猫型マオチャオだが素体が特殊にみえる。 見た目は普通の素体だが、構造やプログラムが普通の神姫と違うような気がする。 アンジェラスの奴はそれに気づいてユキの事を見てるのか? 「アンジェラス、気になるか?」 小声でアンジェラスに訊く。 「はい。あの子も一般で売られている武装神姫とはちょっと違うみたいです」 「そうか、ちと探ってみるか」 俺は健四郎の方を向き顔をニッコリしながら言う。 「健四郎さんの猫型マオチャオの神姫は可愛いですね」 「あ、そうですか。それは嬉しい事を聞きました。そういう龍悪君こそ天使型アーンヴァルも可愛いですよ」 「有り難うございます」 「そうだ、もし宜しければ、うちのユキと遊んでくれませか?他の神姫と遊べばお互いの成長も出来ていいと思うのですが」 「別に構いませんよ。アンジェラス、行ってきな」 「はい、分かりました」 俺の肩からリアウイングAAU7を使って飛びユキのもとに行くアンジェラス。 あ、お互い頭をペコペコと下げて挨拶してる。 二人とも礼儀正しいというか、律儀というか…。 「あの、ご主人様」 「ん、なんだ?」 「ユキさんが、この会社の探検に連れ出してあげる、と言われたのですが…行ってもよろしいでしょうか?」 「俺は別にいいけど、健四郎さん大丈夫ですかね?」 「大丈夫ですよ。ユキ、気をつけて案内するんだよ」 「安心して、お兄ちゃん。さぁ行こう、アンジェラスちゃん」 「はい!」 リアウイングAAU7の翼の上にユキが乗り、アンジェラスが何時もより速度を遅めに飛行しながら部屋を出て行った。 速度を遅くした理由は多分、リアウイングAAU7の翼の上に乗ってるユキを落とさないようにするためだろう。 さて、この部屋に残ったのは俺とこの健四郎という人だ。 どんな風に探りを入れてみようかな~。 …悪役になってみるのも悪くないかもな。 健四郎さんには悪いが気分を悪くさせてもらよ。 「所で健四郎よ~」 「え、はい?」 いきなりの態度の豹変に健四郎は少し戸惑う。 少し罪悪感を感じるが探りを入れるためだ。 ワザと相手を怒らして情報を聞き出す作戦。 「健四郎は、あの玩具の事をどう思うのよ?」 「玩具?」 「あの武装神姫という玩具の事だよ」 「あ、あぁー。あの子の事ね。良い子ですよ」 「良い子?おいおい、まさかあの精密機械人形に良い子だと??アンタ馬鹿じゃん!人形に良い子も悪い子もねぇーよ!!」 健四郎の事を大馬鹿にするかのように笑う。 本当は良心的な人間には悪口を言いたくないんだけどなぁ。 でも探りを入れるためだ。 「まさかお前。あのユキという人形とエロい事でもヤッたのか?最近のオーナーは性処理も人形どもにやらせると聞くがぁ。お前もそのくち?」 「な!?君ちょっと、何を言って」 顔が赤くなる健四郎。 あらら、図星かい。 でも、このネタを使わない理由はないなぁ。 「ゲッ!お前、マジでヤッちまったのかよ!?ウワァーキモー!!」 完膚なきまで馬鹿にする。 許してくれ、これも情報を得るためだ。 「自分のチンコを神姫にしがみ付かせてしごいてもらうのか?はぁっ!気持ちワル!!それならオナホールでも買ってやればい!!」 「…君は君の神姫にそいう事しないのか?」 「テメェと一緒にするんじゃねー!そんな事するなら、女を買ってセックスした方がマシだ!!それに俺が武装神姫をやっている理由は生活の為だ。バイトだよ」 「バイト?」 「そうバイトだ。嫌々人形遊びをやってる訳よ。ってそんな事はどうでもいいんだよ!」 畜生、余計な事を言っちまったぜ。 そろそろ、キレる頃合いかな。 なら核心を突いていい頃だな。 「ユキとかいったなぁ~。あの素体はノーマルの神姫には無い素体だ。白雪姫シリーズのプロトタイプか?」 「なっ!?何故それを…」 「図星かい。実際の所プロトタイプかはどーか解らんが、普通の神姫じゃない事は確かだ。この会社は、なんの為に白雪姫シリーズを作っている?」 「…他社の人に教える必要はありませんよ」 チッ! やっぱり教えてもらえないか。 「それにしても龍悪君も人が悪い。わざわざ白雪姫シリーズの中身を知るために悪役になり、俺に向かって暴言を言う。キレると思いましたか?」 「!?…はぁあ~?」 「バレバレですよ、演技が。そんな事をなさらずにも多少なら教えてあげますよ」 ニッコリ、と微笑む健四郎。 バレバレだと!? それじゃあ今まで見透かされていたのかよ。 やってらんねぇ~。 「龍悪君、君はそいう人間には見えないよ」 「何がだよ?」 「悪役にはなれないって事さぁ。君は本当は根が優しい人のはずさ」 「…はぁあ~?」 俺の事を気遣ってるつもりか? さっきまでボロクソに悪口を言って野郎にか…。 これが大人の余裕というやつかぁ? もう…探りはいいや。 「あぁ~あ、バレてるのならいいや。負けた負けた」 椅子に背中をもたれてグデングデンになる。 「健四郎…ワリィなぁ。許してくれとは言わない。たださっきまで言った暴言を謝ります。申し訳ありません」 深々と頭を下げる俺。 勿論ちゃんと相手に伝わるように感情を込めて言う。 「やっぱり君は悪役になれないよ。安心してくれ、許してあげるから」 「…すんません」 あー情けねぇ~なぁ~俺。 これが大人と子供の差か。 年もそんなに離れてなさそうなのに。 多分、健四郎にはあんまり頭が上がらないなぁ。 「いやーにしても最初はビックリしたよ。いきなり性格が豹変するだもなぁー」 「すんません」 「そんなに謝る必要はないよ。それにさっき謝ったばかりじゃないか」 「…あはは。気まずくて何にも言えないですよ」 「まぁそうだけど、気にしないでくれよ」 「はぁーそうですか」 ペコペコと頭を下げる。 健四郎は大人だ。 俺と比べる必要もない良く出来た人間だ。 それに優しい。 俺はこんな大人に…多分、なれないなぁ。 「所で龍悪君の神姫の…アンジェラスだったけ?あのリアウイングAAU7の動力部分が少し違うような気がしたんだけど」 「あぁ~!気のそうですよ!!」 「え?…そうですか」 危ねぇ危ねぇ。 まさかあのリアウイングAAU7の動力部分だけ見て市販されてるリアウイングAAU7と見分ける事が出来るとは。 さすがは武装神姫の第1課・フレーム・架装部門の一番のお偉いさん。 実力はあるという事かぁ。 この後、俺と健四郎とは色々と武装神姫について話をした。 お互いの情報交換をしながら。 …。 ……。 ………。 アンジェラスの視点 私はマオチャオ型のユキちゃんと一緒に会社の色んな場所に行きました。 今いる所は6課・特殊用品部門にいます。 ここにはある物はどれもこれも斬新奇抜な物ばっかりです…特にエロ方面で。 「ねぇねぇ、アンちゃん」 「はい、何でしょうか?」 アン。 ユキちゃんが私の事をそう言う。 なんでも『名前が長いからアンって呼ぶね』、て言われたので私のあだ名はアンになった。 別に嫌な気分とかにもならないし、逆に親しみが湧くので私的にも嬉しい。 「これなんだか分かる?」 「これですか?ただのクレイドルにしか見えないですけど」 「あ~やっぱりそう思いますよね」 意味ありげに笑うユキちゃん。 いったい何なの? 「実はですね。このクレイドルに乗って眠ると一番大好きな人とエッチしちゃう夢を見せてくれるクレイドルなんですよー!」 「えぇ、エッチ!?ですか!?!?」 そんなもの物まであるのですか、ここは! 流石、6課・特殊用品部門といいますか…なんていいますか…。 まるで武装神姫用の風俗ですね。 いやいや、そんな風に悪く言っちゃいけません。 ここで働いてる人達に失礼です。 でも…。 一番好きな人とのエッチかぁ~。 やっぱり、ご主人様でしょうか。 ご主人様とエッチ…エヘヘ~。 「うわぁっ!アンちゃん、顔がイヤラシく緩んでますよ」 「はっ!?いけない、いけない!私とした事が、妄想に浸ってしまいました!!」 「あはは、アンちゃん面白い!そうだ、一度使ってみますか?」 「ん~、じゃあ一回でけ使ってみようかな」 「分かりましたー!じゃあクレイドルの上に乗って寝たください」 私はユキちゃんの指示通りにクレイドルの上まで行き寝た。 「それではよい夢よ」 ユキちゃんの言葉を聞いた瞬間、急に眠気が私に襲ってきてそのまま寝てしまった。 …。 ……。 ………。 「う、う~ん…」 私が目を覚ますと、そこはご主人様のベットだった。 あれ? 確か私はクレイドルの上で寝ていたはず。 なのに何でご主人様のベットで寝ているんだろ? …て!? 「なんで私が人間サイズになってるの!?」 ガバッと上半身だけ起き上がり自分の体をくまなく調べる。 人間サイズになっていたのはビックリですが、もっとビックリする事は。 「この皮膚の感触…この動き…完璧に人間に成っています」 間接の部分なんか人間そっくり。 いくら夢の世界だからってこれはやり過ぎです。 ユキちゃんもこのクレイドルを使ったのでしょうか? 「アンジェラス」 「!?」 私は声をした方向に振り向くと。 「どうしたんだい?自分の身体をマジマジと見ちゃって」 「…ご、ご主人様」 そうです。 ご主人様がパンツ一丁で私の隣に寝ていました。 気づかなかったです。 あまりにも自分の身体の事で驚愕していたから周りの事をすっかり気にしていませんでした。 というか、この現在の状況から考えると。 「昨日はなんであんなに激しく俺の愛してくれたんだい、アンジェラス?」 キャー!? やっぱり、事後ですかー! でもなんだか嬉しい気持ちがあります。 にしてもこのご主人様はえらく優しいご主人様ですね。 「あの、ご主人様」 「なんだい?」 ウッ!? ご主人様の優しい笑顔が私の胸にHITします。 SEで言いますとキラキラと光るご主人様と私の胸に突き刺さる矢がキュン、か、ズキューンです。 私の顔は今頃林檎より赤くしているに違いません。 あぁ、この優しすぎるご主人様もいいですね。 「もしかしたら、まだ愛が足りないから早く起きてしまったのかい。なーんだ、そうならそうと言ってくれれば良いのに」 「エッ?」 チュ いきなり話をふられたと思いきや、いきなりご主人様が身体を起こし、私にキスをしました。 「な!?なな、ななななな!?!?」 「ん?どうしんたいだい??」 「キ、キキ、キキキキ、キスー!」 「そうさ。アンジェラスは楽にしといて、俺がアンジェラスを気持ちよくしてあげあるから」 「だ、駄目です!!!!」 大声で私が言った。 ご主人様の事をまるで拒絶するかのように。 部屋の中はシーンと静かになり、気まずい空気が満たします。 うぅ~居心地が悪いです。 「どうしたんだい?もしかして俺の事か嫌いになったのか?」 「違います!ご主人様のことは大好きです!!」 「じゃあ、なんで拒むだい?」 「そ、それは…」 ご主人様は切ない顔をしながら私の事を見てくる。 駄目、そんな顔をしたご主人様の願いをきかない訳にはいかない! 私は覚悟をして口を開き言おうとした。 その時。 「解ったよ、アンジェラス。今日はアンジェラスだけ気持ち良くしてあげるよ」 「エエェッ!?」 「ほら、足を広げて」 ご主人様は私の両足を掴み広げる。 とても恥ずかしい恰好。 「待ってくださ、ヒャッ!?」 チュプチュプ ご、ご主人様の一本の中指が私のアソコに!? 気持ちいいです! 「アンジェラスのここはもう濡れてるよ。安心して、今日は指と舌でやってあげるから」 いえ! そいうことじゃなくて! ヂュプ! 「アーー!」 更に中指がアソコに深く侵入し私の身体はビクビクと震える。 中指は上下にピストンを繰り返し私の快感を高める。 「こんなのはどうかな?」 グジュグジュ! 「アー!アン!!ウゥン!!!」 中で中指が『ク』の字に曲げられて私の膣を広くしてピストンを運動した。 快感はさっきよりも数倍に増えて身体が…。 グチャ、ジュク…チュプ 「ハァン!?…イヤ、やめ…アウン!」 「身体は正直だよ。それに今止めたらアンジェラスは身もだえしてオナニーしちゃうじゃないのか?」 「そ!?そんなこと、しません!」 「本当かい?でも、嘘だね。俺には解るだよ。レロ」 「ヒャー!?」 ペロペロペロペロ ご主人様は私のクリトリスを舌で愛撫した。 優しく周りから舐めて、最後に豆の部分を舌で上下に舐められる。 駄目…快楽に勝てない。 気持ちいいです、ご主人様ぁ~。 ペチャ、クチュ…チュウ、ピチャ 「アアァン!そこ気持ちいいです!!」 ビチャ、ピチャ、レロレロ! 「ご主人様ー!吸って!!吸って!!!」 ジュチヂュヂュヂューーーー!!!! 「アアーー!吸われてる!!ご主人様にクリを激しく吸われてます!!!」 「そろそろかな。イッちゃっていいんだよ」 ジュププププ!!!! 「!?アグッ!?」 アソコに一気に二本の指が入ってきました! 合計で三本入った指は上下左右に動き膣をグチャグチャにさせられる。 もう駄目。 頭の中が…真っ白に…。 グチュグチャジュプジュププププ!!!! ジュチヂュヂュチューピチャビチャ!! 「あ…ご主人様ーーーー!!!!」 とうとう私はご主人様にイかされてしまいました。 身体は痙攣したようにビックンビックンと波のように動き快楽が止まりません。 指と舌だけでイッてしまうとは思いませんでした。 ああぁ、ご主人様。 気持ち良かったです、ご主人様。 …。 ……。 ………。 龍悪の視点 健四郎と色々と話しをしていると、アンジェラスと健四郎のユキが帰って来た。 楽しいトーク時間のお終いだ。 「おかえり、二人とも。会社の中をちゃんと案内できたかい、ユキ?」 「うん!ちゃんと案内したよ。ねぇ~アンちゃん」 「はい、とても色々な経験が出来ました」 アンジェラスは笑みしながら健四郎に頭を下げた。 ちゃんとお礼できる事は良い事だ。 「なぁ、アンジェラス。経験ってなんの経験をしたんだ?」 「ご、ご主人様…あの、ですね」 顔を赤くしながら俯いてしまった。 う~ん? いったいどうしんたんだ? まぁいいか。 「…さてっと」 俺はアタッシュケースを持ち、アンジェラスを右肩にちょこんと座らせる。 「もう行くのか?」 「はい。一応仕事で来た身なので。今度来る時は客として面白いデータを持って来ますよ」 「そうか。それは楽しみにして待っているよ」 「また来てくださいね。アンちゃん、また今度来た時はもっと凄い物を見せますよ」 健四郎とユキがご丁寧に礼を言う。 ほんっと、律儀な人だ。 でもこいう人間は数少ないし、とても貴重な人材だと思う。 俺的には好きだな。 「それじゃー…また」 「またね、ユキちゃん」 俺とアンジェラスは第1課・フレーム・架装部門をあとにした。 …。 ……。 ………。 國崎技研の入り口に行くと姉貴が不貞腐れながら待っていた。 あ、俺達に気づいた。 ズカズカと歩いて来て。 「もう~タッちゃん~。遅いよ~」 「顔近い!顔近いから!!少し離れてくれ!!!」 姉貴の顔を掴みながら離す俺。 擬音でいうとグギギギとうい音が出るだろう。 「色々とあったんだよ。姉貴は収穫あったのか?」 「あったよ。さぁサクサク帰ろう」 「サクサクって…運転するのは俺だぞ」 「じゃあタッちゃんの車を運転していい?」 「ふざけるな!姉貴に運転させたら俺の愛車がボロボロになっちまう!!」 「じゃあ運転して♪」 「はいはい」 溜息を吐き肩を落とす。 と~ぶん、姉貴とは仕事したくないなぁ。 「まあまあ、ご主人様。気を落とさないでください」 「アンジェラス…お前だけだよ。俺の気持ちを解ってくれるのは…」 左手の中指の腹の部分でアンジェラスの頭を撫でると、気持ち良さそうにオットリした表情になる。 さて、帰るかぁ。 姉貴の奴はちゃんと仕事したのかな? まぁ、バイトの俺にとっちゃ、関係ない話よ。 こうして俺とアンジェラスと姉貴は國崎技研をあとにして、安全運転で家に帰った。 國崎技研…あの健四郎とかいう男。 きっと大物になりそうだな。 こうして俺とアンジェラスの出張アルバイトは終わった。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1723.html
最強の神姫はどちらだ!? 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』最終回 トーナメント表 第四回戦闘記録 以前の戦闘の記録はこちらへ。 ベスト8三回戦 第一試合上弦VS六花 三回戦 第二試合マリーシVSアンリ・マユ 三回戦 第三試合エクスVSTITANIA 三回戦 第四試合来希VSルゼ 準決勝 第一試合上弦VSアンリ・マユ 準決勝 第二試合エクスVSルゼ 三位決定戦上弦VSエクス 決勝戦アンリ・マユVSルゼ ベスト8 月夜&上弦 攻撃力B 命中率S 回避力C 防御力S 蝕神&六花 攻撃力B 命中率A 回避力A 防御力C モアイさん&マリーシ 攻撃力D 命中率D 回避力B 防御力S 繭玉&アンリ・マユ 攻撃力S 命中率A 回避力D 防御力B 紅騎士&エクス 攻撃力A 命中率B 回避力S 防御力D ROTVALT&TITANIA 攻撃力B 命中率S 回避力D 防御力B カイ㌧&来希 攻撃力C 命中率A 回避力C 防御力B うぃんでぃ&ルゼ 攻撃力B 命中率A 回避力D 防御力A ※評価は8名の間での相対評価です。 S>A>B>C>D ※いずれも敬称略。 三回戦 第一試合 上弦VS六花 HP 20 16 3632 13 16 1226 13 8 3464 4 -4 上弦Op2『ビッグバイパー』機能停止 六花、Op1『雷神』機能停止 勝者「上弦」 サラ(仮)「さて、三回戦の緒戦は防御タイプの上弦さんと、回避タイプの六花さんのバトルです」 犬丸「結果は上弦さんの勝ち。上弦さんの強さ、運のよさが際立った戦いでしたワン」 テッコ「……上弦は回避タイプにとても強い。相性の時点で六花はかなり不利だった……」 サラ(仮)「今回もハウリングサンダーが光ってました。……なんか本当に良くハウリングサンダーが出ますね……」 犬丸「上弦さんのハウリングサンダーは、オプションありだと攻撃力12点、命中値6点(!)という異様なダメージが出ますワン」 テッコ「……回避型ではまず歯が立たない」 サラ(仮)「その上で非常に頑丈でもありますし、実質HPが25点あるようなものですし……」 犬丸「これだけの耐久力を削る間、高命中、高威力の攻撃に耐えねばなりません。非常に強力な神姫だと言えそうですワン」 テッコ「……とにかく、上弦はベスト4に進出。おめでとう」 三回戦 第二試合 マリーシVSアンリ・マユ HP 18 20 4321 6 20 アンリ・マユ、A11『キュベレーアフェクション』を突破 5315 -6 19 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「ALC的に超イチオシだったマリーシさん、流石に相手が悪すぎました」 犬丸「1ターン目に今まで数々の強敵を葬り去ってきた必殺の『キュベレーアフェクション』を使用しますが、アンリ・マユさんの攻撃は難なくその防御を突破。一撃で7割近くのHPを奪われましたワン」 テッコ「……アンリ・マユの攻撃の中で、マリーシの『キュベレーアフェクション』で跳ね返せるのは僅かに一つだけ」 サラ(仮)「つまり、5/6の攻撃は10点以上のダメージと言うことですね……」 犬丸「正に破壊神と言う他無い攻撃力ですワン」 テッコ「……その攻撃が、命中値5で飛んで来る恐怖」 サラ(仮)「ちょっと勝てる気がしませんね……」 犬丸「ベスト4に進出したのも頷ける性能ですワン」 テッコ「……次は防御タイプの上弦と勝負。盾と矛、どちらが勝つか見もの……」 三回戦 第三試合 エクスVSTITANIA HP 18 25 3156 18 16 エクス、『レールガン「ロンゴミアント」』クリティカル 5333 13 9 3353 4 1 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 1154 4 -5 勝者「エクス」 サラ(仮)「このクラスの戦いになると運が大きく勝敗を分けるようです」 犬丸「今回は特にエクスさんの運の良さが勝利に繋がりましたワン」 テッコ「……命中率も良いし、『ロンゴミアント』でクリティカルも出た」 サラ(仮)「一方でTITANIAさんは、1ターン目に『チーグル』を外したのが痛いですねぇ……」 犬丸「それが命中してさえいれば勝敗が逆転していただけに無念かも知れませんワン」 テッコ「……もちろん、どちらも強いのは明白。今回は運がエクスを選んだみたい……」 サラ(仮)「ですが、エクスさんの攻撃力と回避力はこの先も活躍しそうですね」 犬丸「しかし、HP18のエクスさんが一番耐久力低いと言うのも凄い話ですワン」 テッコ「……ん。まあとにかく、ベスト4進出おめでと」 三回戦 第四試合 来希VSルゼ HP 20 20 3156 20 19 1626 20 19 6611 18 19 2551 11 17 2151 4 15 来希、逆境発動 3331 1 11 2133 -2 9 来希、特殊能力発動 4252 -9 4 ルゼ、逆境発動 勝者「ルゼ」 テッコ「……まずは来希さんのお名前を間違えていた件について謝罪を致します。ごめんなさい」 サラ(仮)「珍しく殊勝ですね、テッコさん」 犬丸「何でも、リアルの知人にそういう名前の人が居るそうですワン」 テッコ「……無理も無い話?」 サラ(仮)&犬丸「いや、ダメでしょう。それは」 サラ(仮)「では、解説に戻りますよ。三回戦の最終バトルは戦闘力の差がそのまま結果に現れた戦いでした」 犬丸「むしろ来希さんが良く喰いついたと言う感じですワン」 テッコ「……攻撃力が不足気味で、ルゼの防御に阻まれてまともなダメージが入らなかったのに、良く頑張ったと思う」 サラ(仮)「特典無しの神姫でありながら、ここまで勝ち進んだ事こそを褒めるべきでしょうね」 犬丸「そしてルゼさんは見事ベスト4進出ですワン」 テッコ「……次の相手はエクス。面白い勝負になりそう……」 準決勝 第一試合 上弦VSアンリ・マユ HP 20 20 1453 12 15 1636 12 15 4613 2 15 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 2556 2 11 3544 -8 5 アンリ・マユ、Op2『ビッグバイパー』機能停止 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「さすが準決勝!! 素晴らしいバトルでした!!」 犬丸「互いに攻撃/防御型、攻撃力でアンリ・マユさんが、防御力で上弦さんが勝るため、どちらが勝つか予測できませんでしたワン」 テッコ「……結果、勝ったのはアンリ・マユ」 サラ(仮)「アンリ・マユさんの攻撃力は上弦さんの装甲をも貫きました」 犬丸「その分、防御では劣っているので、上弦さんの攻撃も防ぎきれず、どちらもボロボロになりますワン」 テッコ「……今回も勝利に一役買っているのは『ミサイル』」 サラ(仮)「リスクもありますが、この攻撃力は非常高く、命中率も相まって実に凶悪です」 犬丸「次はいよいよ決勝戦。この『ミサイル』がどう勝敗を分けるか、見所になりそうですワン」 テッコ「……惜しくも敗れた上弦さんも、三位決定戦で頑張って欲しい」 準決勝 第二試合 エクスVSルゼ HP 18 20 1551 10 12 3423 2 4 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 ルゼ、逆境発動 4634 -6 4 勝者「ルゼ」 サラ(仮)「これも素晴らしいバトルでした。……結果としてはルゼさんの勝利となります」 犬丸「勝敗を決めた要因は多々ありますが中でも大きなものはルゼさんの防御力ですワン」 テッコ「……ルゼの命中率も高いため、勝負がHPの削り合いになった」 サラ(仮)「そうなると防御力の無いエクスさんが圧倒的に不利です」 犬丸「攻撃力では勝っていたものの、防御力の差を詰めるには到りませんでしたワン」 テッコ「……逆境がダメ押しだったかも……」 サラ(仮)「ルゼさんが、Op装備でない為、ダメージを受けても弱体化しなかったのも要因の一つだと言えそうです」 犬丸「さて、これで決勝戦のカードが決まりましたね。アンリ・マユさんVSルゼさんです」 テッコ「……エクスも三位決定戦で上弦と対戦。いずれにせよこの四人は『うきうきバトル四天王』に認定」 三位決定戦 上弦VSエクス HP 20 18 6325 20 18 4261 14 10 5526 14 10 4554 8 10 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 4226 8 5 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 4221 5 0 勝者「上弦」 サラ(仮)「これまたえらく出目の偏った試合ですね……」 犬丸「上弦さんの命中率は高いのですが、エクスさんの回避力の前ではその命中率は5割程度にまで低下してしまいますワン」 テッコ「……まあ、実際に命中率は5割だったけど……」 サラ(仮)「問題はエクスさん側の命中率が期待値よりやや低かったことですかね?」 犬丸「あとは、『エクスカリバー』『コールブランドⅡ』と言った高威力武器を使わなかったのも敗因みたいですワン」 テッコ「……ただ、それでも上弦の防御力4点は厚く硬い壁。エクス側に防御力が無いことを考えるとダメージ効率で僅かに上弦に分がある」 サラ(仮)「攻撃力自体はエクスさんが勝っていますし、互いの回避力を加味した命中率でもエクスさんが上。……でも、防御力まで考えるとダメージ効率で劣ってしまう上、HPには7点もの差がついていますからね……」 犬丸「事前に紅騎士さまが推測なされたとおり、相性においてややエクスさんが不利だった用ですワン」 テッコ「……対する上弦も『ハウリングサンダー』こそ出なかったものの、回避型殺しである『吠莱壱式』の連射が決定打になった」 サラ(仮)「上弦さんの回避型に対するアドバンテージは、今までの試合で証明済みですし、実力が同レベルで、相性に勝った上弦さんが素直に勝利したと言う感じですかね?」 犬丸「と言うわけで、3位は上弦さん。4位がエクスさんとなりますワン」 テッコ「……二人ともお疲れ。マスターにう~んと褒めて貰うと良い」 決勝戦 アンリ・マユVSルゼ HP 20 20 サラ(仮)「さて、決勝戦は実況形式でお送り致したいと思います。実況は私、サラ(仮)と……」 犬丸「犬丸でお送りいたしますワン」 サラ(仮)「そして解説の、」 テッコ「アイ―――」 サラ(仮)「だから本名出すなと言っとろうが!?(副腕チョップ)」 テッコ「……痛い」 犬丸「ええと、解説はテッコさんでお送りいたしますワン」 サラ(仮)「では早速、お二人のデータから確認いたしましょう。犬丸さん」 犬丸「はい。それではデータをご覧下さい……」 テッコ「……『/』で区切られた数字は前から順に『攻撃力』『命中値』『回避力』『防御力』……」 アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) HP20 1、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 2、滑空砲 9+3/4+1/0/1+1 3、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 4、チーグル 9+3/4+1/0//2+1 5、滑空砲 9+3/4+1/-1/2+1 6、腕部直付けチーグル 7+3/4+1/0/0+1 Op2 ビッグバイパー(修正済み) ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) HP20 1、ウィッチスティング 4/4/-1/3 2、ヒルコ 8/5/0/2 3、『エンジェルシード』ガンナーモード 5/5/-1/3 4、『エンジェルシード』ブレードモード 6/4/0/2 5、アイン・ソフ・オウル 9/4/-1/3 6、ウィッチスティング 4/4/0/2 逆境:HP5以下の時攻撃力+3 サラ(仮)「はい、これが、隠しパラメータまで含めたお二人のデータです」 犬丸「では、テッコさん。解説らしくお二人の解説などをどうぞ」 テッコ「……正直、能力値ではアンリ・マユが優勢。……ただ、逆境があるのとOpの有無の関係で試合展開次第ではルゼにも充分チャンスはある……と思う」 サラ(仮)「では、早速行って見ましょう。決勝戦!! レディ、GO!!」 1ターン目 6535 16 13 サラ(仮)「さあ、開幕と同時に『直付けチーグル』の一撃を狙うアンリさんに、ルゼさんは『エンジェルシード』の射撃で応戦します!!」 犬丸「互いに命中値は良くないのですけど、回避力も無いので攻撃は殆どが命中するはずですワン」 テッコ「……つまり、命中で6を出してしまった方が不利になる」 2ターン目 5524 11 3 サラ(仮)「さて、接近戦を挑まれたルゼさんは霊剣ヒルコでの一撃を見舞いますが、アンリさんも吹き飛ばされつつ滑空砲を叩き込み、早くもルゼさんをHP3にまで追い込みます!!」 犬丸「この時点でHPに8点もの差がついてしまった訳ですが、テッコさん解説を」 テッコ「……ビッグバイパーの補正が効いている。出来れば2ターン目までにはビッグバイパーを破壊したかった所だと思うけど……」 3ターン目 6366 11 -5 サラ(仮)「あーっと。滑空砲の着弾で生じた隙にアンリさんが猛然と切り込む!!」 犬丸「咄嗟に振るったウィッチスティングは外れ、そして、二度目の『直付けチーグル』がルゼさんを捕らえましたワン!!」 テッコ「……これでダウン。ルゼは……立ち上がれない……」 サラ(仮)「決着です。勝者、アンリ・マユさんっ!!」 犬丸「と言う事は、優勝はアンリ・マユさん。準優勝はルゼさんとなりますワンっ!!」 テッコ「……優勝、おめでとう」 サラ(仮)「さて、以上で二月近くに渡ってお送りしてまいりました、武装神姫SSwiki読者参加企画『武装神姫うきうきバトル』も全てのプログラムが終了と相成りました」 犬丸「長かったようで、短かったこの大会、皆様お楽しみいただけたでしょうか?」 テッコ「……」 サラ(仮)「元々、『読者の皆様もただ読むだけじゃなく、参加して楽しんでもらおう』という発想の元に企画されたモノですので、お楽しみいただけたのならばこれに勝る喜びはありません」 犬丸「マスターや登場神姫同士の掛け合いをSS(セリフだけの2,3行のものでもSSですよ?)で送って下さった方も居て、皆様の中で神姫たちが生き生きと動き始めたのならばALCとしても大成功です」 テッコ「……いつかまた、機会があったらなんかの読者参加企画をやっても良いかな、と思う……」 サラ(仮)「ご意見、ご要望、ご感想など、鋼の心内のWEB拍手なり、コメントフォーム成りでお送りいただければ幸いです」 犬丸「さて、お名残惜しいですが、この辺りで〆させていただきたいと思います……」 テッコ「……ん、皆ありがとう……」 3S『それでは、みなさま。良い神姫ライフを……』 了 ご意見、ご感想。 次回があったらこんなことをしたい。 などなど何でもご自由にどうぞ。 現在集計作業中。 凄い試合数になりそうだったり(笑)。 …けっして某アニメで好きなキャラが死んだので鬱ってた訳ではない(泣)。 何気に凄い名勝負が連打状態。 果たして優勝は誰か!? 最後は気長にお付き合い下さい。 -- ALC (2008-03-16 23 50 35) 期待してまっちょるけーねー。でも最後ですし、のんびり待つのもよろしいかとー。 -- 土下座 (2008-03-17 00 18 46) ……敗者復活なしで三十試合、敗者復活まで含めたら……余り無茶はしないでください(汗 -- テンチョーの中身 (2008-03-17 00 34 56) 集計お疲れ様です。こっちもドキドキものですな(笑)大変だと思いますが、どうか無理はしないでくださいね -- 紅騎士 (2008-03-17 00 35 47) ちなみに敗者復活がトーナメント制だとすると↑に+14試合……全部で44試合……不吉だ(汗 -- 紅騎士 (2008-03-17 00 38 34) お疲れ様です。でも、無理だけはなさらなようにして下さい。楽しみに待ってます -- 木香 (2008-03-17 03 14 05) 本戦だけでも三十試合の大ボリューム……。気長に待ちますので小出しにする感じでどうか無理はなさらないでください、切実に。 -- 二階堂 (2008-03-17 16 54 56) なんだか大変な試合数ですね(驚&汗 どうか倒れたりしないことを祈ります… -- ダムド (2008-03-17 22 23 38) あらら、なんという試合数でしょうか(^^; くれぐれもお体は大事にしてくださいませ -- 霞 (2008-03-18 00 06 11) ALC様 お疲れ様です。…なんといいますか…表にしてあらためて見てみるとえらいことになってますね(汗) くれぐれも無理はなさらないようにお願いします。 -- まゆたま (2008-03-18 02 41 47) こうしてみると壮観ですね・・。お疲れ様です。のんびりと待ちますのでご無理はなさらぬよう・・ -- 九重 (2008-03-18 22 08 47) お待たせしました、一回戦の発表です。 一番時間のかかるキャラクターシート30枚分の作成は終わったので、次からは更新も早い筈。 次回は敗者復活戦の様子をお送りする予定です。 あと、三位決定戦をやれば45試合。不吉じゃない、不吉じゃない。>紅騎士様 -- ALC (2008-03-21 02 13 25) 長らくお待たせしました。 次の更新は土曜日、ベスト4まで出したいと思います。 -- ALC (2008-03-28 01 50 48) あらら…うちのは全滅ですか(半泣 まあ…残念ですがここまでずっとドキドキできて楽しかったです。ALCさん、本当に(無茶まで聞いてもらって)ありがとうございました。それでは勝ち残った皆さん、最後までよい戦いを! -- ダムド (2008-03-28 07 41 37) 敗者復活戦、お疲れ様でした。いよいよ次はベスト4が決定……否が応でもドキドキしますね(笑)こちらは危惧していた通りの姉妹対決になってしまいましたが、どちらにも頑張って欲しいです。 -- 紅騎士 (2008-03-28 13 11 32) えと、少し指摘を。「コールブランドⅡ」はエクスの武器です。ヴェラのは「ノートゥング」なので訂正をお願いします。………最後に一つ、『うちのエクスも最大攻撃力は14だ!!』←親バカ(笑) -- 紅騎士 (2008-03-28 13 12 36) ダムドさま。皆さん運に見放されていましたな…。特にレンさんの運の悪さは…(泣)。 紅騎士さま。 ご指摘の件修正しました。ご迷惑をおかけしております。 -- ALC (2008-03-28 19 48 23) トーナメント一巡分の敗者復活戦お疲れ様ですALCさん^^; それにしてもうちのカールなんかが敗者復活しちゃってすいませんすいませんm(_ _)m カール「それじゃあたしが身も蓋も無い酷え奴みたいじゃないですか!?><」 死地から生き返った者としてうちのカールには頑張って華々しく散って貰いますので待ってて下さいm(_ _)m カール「死んでません死んでません! それに死ぬの前提ですか私!?」 -- かもだるま (2008-03-28 20 19 50) 更新は日曜でした。あと、ベスト8で一旦止めました。 別に、時間が無くなった訳じゃないんだからね!? この方が盛り上がると思っただけなんだから(ツンデレ)!! -- ALC (2008-03-30 22 59 45) ALCさん、二回戦お疲れ様です。 ウチの二人は敗者復活戦で負けましたが、良い勝負をありがとうございました。 いよいよベスト8による戦いが始まるのですね・・・ 残られた方々に素晴らしき勝負と幸運があらんことを!! -- 木香 (2008-03-30 23 15 39) 色々とお疲れ様です。 むう……うちの娘達は両方とも二回戦は痛いですか……でも一回戦終了時で既に不利な戦いになる事は分かっていたので二人は本当によくやってくれましたよ。 ここから先のベスト8たちのバトルを楽しみにしています! -- テンチョーの中身 (2008-03-30 23 39 22) うぉ、まさか来希が勝ち残るとは…(‐ω‐ )ゞ 表からすると、ルゼさんと当たるようなので、良い試合が出来るといいのですが… ALCさん、残りの試合の集計、頑張ってください!! (あと、来希の名前が未希になってます そのままでも構いませんが^^;) -- カイ㌧ (2008-03-31 03 29 58) 明日、全ての戦いが終わります。 後ほんの少しだけお付き合い下さい。 さて、優勝はどちらでしょうか・・・? -- ALC (2008-04-05 02 22 01) 更新お疲れ様です。うちのエクスはベスト4ですか……正直、ここまで残ったのが驚きです。3位決定戦は(相性的に)不利な上弦さんとの戦いですが、頑張ってほしいです。そして決勝戦はストラーフ同士の一騎討ち!楽しみに更新を待つとします。ALCさん、本当にここまでお疲れ様でした! -- 紅騎士 (2008-04-05 17 49 05) SSだけでなく、私達も混ぜて頂いて真にありがとうございます、とても楽しませてもらいました、よもやウチの六花がベスト8に残るとは・wいやはや運とは面白い物ですネェ、では、続きor新作SSを楽しみにさせてもらいます、ご苦労様でした -- 蝕神 (2008-04-06 21 01 26) ALC様 全45試合の集計お疲れさまでした。…うちの娘達の最終成績が優勝&ベスト8という出来すぎな結果でしたので…今日はヂェリン缶でお祝いですね(笑) アンリ「今日は飲むぞ〜♪」 マリーシ「姉上、ほどほどに(苦笑)」 ではALCさま、ならびに参加者の皆様のよき神姫ライフを祈りつつ 「「「かんぱーい!」」」 -- まゆたま (2008-04-06 21 47 46) 「マスター!3位ですよ!3位!!」「おー頑張ったな。えらいえらい」「あの・・・ご褒美に吠莱壱式のカスタムアップをしてほしいなぁ・・・って」「おいおい(ω=;)」 ALCさんと参加者の皆さんお疲れ様でした。まさかうちの上弦が3位入賞なんて大金星を上げてくるとは思っても見ませんでした。今後もssや企画を上弦と共に楽しみに待っております。それでは名残惜しいですがコレにて失礼します。月夜&上弦「お疲れ様でしたー」 -- 月夜 (2008-04-06 22 13 56) ……まさか準優勝とは……「自分でもびっくりしてるよ。」よし、じゃあお祝いに好きな物買ってあげよう。「本当!?それじゃあねぇ……」ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。まさかうちの子が準優勝までするとは……今後のSSや企画も楽しみに待っております。それでは、機会があればまたいずれ……「またねー♪」 -- うぃんでぃ (2008-04-07 00 15 01) エ「マスター、4位でした……」紅「落ち込むなって、30人中の4位、しかも回避型では最上位だぞ」ユ「そーだよ!お姉ちゃん凄いよ!」紅「ほら、なんか勝ってやるから泣くなって」エ「う゛ぅ…あ゛りがどうございまじゅ(泣いてる)」……ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。いつかまた機会があれば、喜んで参加したいと思います。では。 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 42 36) おまけ 紅「ところで、ヴェラ」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 43 23) ↑ミスです(泣) おまけ 紅「ところで、ヴェラは?」ユ「クレイドルで『真剣なエクスお姉様萌えー!』とか言って悶えてた」紅&エ「………(汗)」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 46 15) ALC様ホントお疲れ様でした^^; うちの二人も敗者復活&一回勝ち抜きで十分楽しませてもらいましたw それではまたいずれ、出来れば自作SSなんて作れたらいいな^^;・・・さて、それじゃあ決勝進出分まで用意しといた『超弩級エクシードミサイル』の在庫処分も兼ねて季節外れの花火大会といきましょうかねえお二方? カール「鬼だ、敗者に鞭打つどころか殺ル気満々の鬼がいる・・・><」 クロロ「ゲロ~~~!?T◇T」 -- かもだるま (2008-04-08 00 23 25) 名前 コメント 今までにお越し下さったオーナー - 人 本日お越し下さったオーナー - 人 昨日お越し下さったオーナー - 人 過去ログ1 過去ログ2 過去ログ3 過去ログ4 文責:ALC
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/599.html
メインキャラ 藤堂 亮輔(トウドウ リョウスケ) イメージCV.千葉 進歩 25歳。 神姫関連の下請け会社(業績は良い)に勤務している。 10ヶ月前の騒動の末、やっと茉莉と結婚したが実質はリンも"妻"と認識している。 新婚なので周りからは冷やかされたりすることが多い。 それでも仕事運はあるのか、半年前から企画したプロジェクトが成功を収めた結果。 昇進も近いのでは?と社内で噂になっているらしい。 花憐が増えたので実質は3体の神姫のマスターということになっているが、マスター(主人)という関係に当てはまっていないのは本編を見てもらえれば良くわかると思う。 なお、親には「早く孫が見てみたい」と脅されているが、茉莉もまだ20歳になったばかりなので子作りは早いと思っている。 そのかわりというわけでは無いが、花憐にお父さんと呼ばせることでそういう気分を満喫中である。 リン(悪魔型 ストラーフ) イメージCV.神田 理江 亮輔の買った初めての神姫であり、良きパートナー。 亮輔と結ばれたことで、以前のように気持ちを押さえ込んでおく必要が無くなったので礼儀正しいのは以前のままだが感情表現がさらに豊かになった感じがする。 亮輔を侮辱するヤツは絶対に許さない。 この第3章で遂に"母親神姫"になった。意外と花憐には厳しくするがそれは彼女の愛ゆえである。 バトル時は「燐」で登録されている。 スタイルはレッグパーツの脚力を生かした変幻自在の動きとエアリエル技。 基本的に接近戦仕様の武器しか扱わない。 戦闘においいての正々堂々とした戦いぶり故か、「黒衣の戦乙女」といった二つ名をもっている。 現在セカンドリーグの所属。通算戦績は五分五分といった感じだが最近は連勝中。 花憐(悪魔型 ストラーフ) イメージCV.水樹奈々 亮輔のウチにやって来た3体目の神姫であり。 亮輔とリンの"娘"、そういうパーソナリティを持つ。 特注の素体を使っており、バランスが第2弾のモデルよりもさらに子供に近くなっているが換装で第1弾モデルのデフォルトの頭身に戻すことが可能。 またエルゴの新サービスで髪の色は艶やかな黒に変更されている。 天真爛漫で元気が取り柄、まだ思考パターンも幼いがリンがしっかりとしつけている為悪さはしない。 しかしイタズラは好きな様でティアといっしょに亮輔をおもちゃにして遊んだりもする。 戦闘はまだ未経験だが、亮輔もリンも彼女が望めばリーグもアリだと考えている。 藤堂 茉莉 (トウドウ マツリ) イメージCV.佐本二厘 亮輔の幼なじみであり親同士が決めた亮輔の許婚だったが、この度めだたく亮輔と結婚することになった。 小学時代に1度重い病気になり(亮輔は妹のようにかわいがっていたからほぼ毎日見舞いに通った、これが婚約の原因だと思われる)一年遅れで進学した。 そして1年遅れで大学に入ったが結婚により中退。亮輔の側にいることを優先した結果らしい。 新居の間取りや内装は全て茉莉の好みで揃えられている。 最近は神姫のバトルにも興味があるらしく公式戦にも着いて来て、その度亮輔は周囲の(特に同世代の男性マスター)の視線を浴びることが多い。 ティア (天使型 アーンヴァル) イメージCV.ゆかな リンより半年遅れて亮輔の家族になった神姫。 彼女は以前ルクレツィアという名でサードリーグ中のトップランカーの神姫として名をはせた。 プリセットの都合上亮輔を「ご主人様」と呼ぶ。 多少のレズっ気があるらしく、リンを「お姉さま」と呼び慕うほどである。 オールラウンダーだが近接戦闘が好み。最近はレヴァンティンやフラタニティといった刀剣を駆使した戦闘スタイルを確立する寸前の様だ。 まだサードリーグを脱出していないが実力ではセカンドレベルである。 あと1回の勝利でセカンド昇格という所まできている。 サブキャラ 小山 イメージCV.関 智一 イベントで急遽開催された新人戦の選手。 亮輔を勝手にライバル視しているが戦績は芳しく無い模様…… ちなみに10話にて茉莉の大学の先輩であったことが判明する。 今は茉莉に叶わぬ恋(いろんな意味で)をしている。 レオナ イメージCV.水橋かおり リンの初陣の相手、犬型のハウリンタイプの神姫。 おとり作戦で燐を追い詰めるが、亮輔を侮辱したことで怒った燐に倒される。 あの新人戦から負けっぱなしだったのだが、それがコアと素体の接続部付近の不具合であったことがリンの分析と亮輔の質問によって判明。 それが解消されてからは本当の能力を発揮できるようになったらしくセカンドリーグへの道を爆進中のはず。 ただ、予想外の事態に弱い のは相変わらずのようだ。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2272.html
2nd RONDO 『そうだ、神姫を買いに行こう ~1/4』 「隠してたわけじゃないんだけど、その…………ね?」 「ね?」 と言われても、俺には何のことだか皆目見当がつかない。 キィキィと軋むオフィスチェアの上で体育座りをした姫乃は、苦笑いのような、バツの悪そうな、形容し難い顔を俺の目から背けた。 服装は昨日と似たり寄ったりの、というか年間を通してカッターシャツにロングスカート(夏は半袖、冬は野暮ったいダッフルコートを追加装備。 日ごとに色が変わるだけ)、肩甲骨のあたりまで伸ばした髪は後ろで一つにまとめ、細身のシルエットによく似合っている。 姫乃がこの狭く汚くボロく散らかった六畳一間 (フロ・トイレ別!) にいてくれるだけで空気が綺麗になったように思う。 いや、事実姫乃がいると、玄関からベランダの窓際まで幸せな香りで満たされる。 小説やドラマでよく見かける 「風に運ばれてくる彼女のいい香り」 とはこのことだったのか。 付き合い始める前から度々、講義と部活を終えた後はこうして俺の部屋を訪ねてきてくれるわけだが、未だこの幸香(造語)に飽きることはない。 それとも、慣れることはない、とでも言おうか。 人間、己が身に過ぎた幸せを恐れるものである。 手を伸ばせば触れられる所に姫乃がいることが、怖いのである。 だってそうだろう? 晴れて大学生となって一人暮らしを始めて、借りたボロアパートの隣室に俺と同じ新入生の女の子が越してきて、しかもその子は可愛さと美しさを足して二を掛けたような容姿で、さらに目が眩むほどの笑顔で俺に微笑んでくれて、そんな子が友人になってくれて、今は俺の部屋で体育座りをしてくれているなんて、今この瞬間も 「これは究極の悪夢じゃなかろうか」 と自分の正気を疑ってしまうほどだ。 ――幸福が過ぎる夢は、目覚めてしまえば重荷にしかならないのだから。 「そうか。 ならば私がその重荷を降ろしてやろう」 いつの間にか俺の肩によじ登っていた姫乃の神姫 『ニーキ』 はそう言うや俺の頬を抓った。 いや、神姫の手のサイズだと、抓るというよりは、 「痛い痛い痛い痛い痛い痛いっての!! お前のサイズでほっぺつねりやるとなあ、蟹に挟まれるみたいに痛いんだぞ!!」 「ニ、ニーキ駄目! どうしたのよいきなり弧域くん攻げ……あああああほら内出血してる!」 椅子から転げ落ちそうになるくらい慌てふためく姫乃とは対照的に、ニーキはあくまでクール(?)に 「そんなもの唾でも付けておけば――ヒメ、君の唾である必要はないんだぞ」 と言い放った。 くそ、もう少しだったのに余計なセリフを吐きやがる。 というかハナコといいニーキといい、神姫ってやっぱり読心機能ついてないか? 「いくらコアセットアップチップが高性能だからって、人の心が読めるわけないだろう。 それと弧域、君はヒメに舐められたいのか?」 「ばっちり読んでるじゃねぇか!!」 姫乃の神姫だから持ち主に似て可愛らしいものだとばかり思っていたのだが、よくよく考えると “神姫は持ち主に似ない” ことは貞方とハナコが一片の矛盾も無く証明していた。 「しかし、どんな男かと思えばこんな奴だったとはな。 ヒメが毎日のようにこ――」 「あー! わー! もうニーキ、少し大人しくしてて!」 姫乃に掴み上げられ、パソコンを常備している机の上に降ろされたニーキは言いつけ通り、澄まし顔で大人しくなった。 黙ってさえいれば、悪魔型神姫・ニーキは武装がなくとも神姫としての魅力に溢れている。 空色の髪をツインテールにして、身体は黒を基調とした悪魔色が鈍く光る。 引き締まった顔に尖った耳がよく似合い、バトルの時は氷のような眼差しと凄惨な微笑みが鉄槌を下すのだろう。 フィールドに立つ、ただそれだけでストラーフ型はオーディエンスへのパフォーマンスとなる。 ……それを姫乃が分かっているかは別の話だが。 「なあ姫乃。 なんで神姫を買おうと思ったんだ?」 「それはもう可愛いもの。 すんごく可愛いんだもの。 工大駅前のヨドマルカメラで電球探してたら、おもちゃコーナーの前でストラーフ型神姫がこう、手を振ってくれてね、一目惚れしちゃったの」 貯金はだいぶ減っちゃったけどね、にはは。 と苦笑いする姫乃に、ニーキを買ったことを後悔する素振りはまったく無い。 「ヨドマルなら神姫に呼び込みさせたりもするだろうな。 ――誰かに誘われて買ったり、じゃなくて?」 「ん? 私の周りはホイホイさんばっかりよ。 神姫持ってるのは鉄ちゃんくらいかな」 「ふうん、そうかそうか。 うん、そうだよなあ」 「?」 ツマラナイことで頭を抱える必要など無かったのだ。 姫乃が浮気? 無い無い無い無い断じて無い。 先程までの杞憂は、そう、ちょっと貞方に遅れを取った焦りから生まれたものだったのだ。 ……と強がってみても、心配など皆無、と言えば嘘になる。 一ノ傘姫乃の魅力があれば男なんて選び放題好き放題だろうに、何故俺なんかを選んだのか、姫乃が隣にいる時はそんな不快な考えばかりが頭を過ぎってしまう。 たかが人形一体で勘繰ってしまうほどに。 姫乃の裏の顔を想像してしまうほどに。 「どうしたの弧域くん。 顔が怖くなってるよ?」 そんな俺の一人相撲を知ってか知らずか、姫乃はまた椅子の上に戻って体育座りしている。 裏の顔、ね。 そんなものがあっても俺はすべてを受け入れる、なんて歯の浮くような台詞を吐くつもりはないけれど、ドス黒い姫乃というのも、それはそれで悪くない。 「しかし姫乃も神姫マスターだったとはね。 俺も買おうかなあ。 んでもってニーキと勝負してみたりさ、楽しそうだぜ」 「え? ……あ、うん、そう……かな」 姫乃の顔が再び、なんとも形容し難いものに戻った。 さっきからどうも様子がおかしい。 分かり易過ぎるほど神姫の話題を避けているようだが、その割にはヨドマルでの出会いをあっさりと白状(告白?)してみせたし、目を逸らすのは決まってどうでもよさそうな話の時ばかりだ。 思えば、俺が神姫の話をしようとした時も、興味がないフリをして話題を避けているようだった。 俺が小一時間ほど “不出来なCDほどフリスビーに向いているのは何故か” を語った時も話に乗ってくれた (というより説教された) 姫乃が、何故こんな話題に口ごもる必要がある? 思い当たるふしは……あー、カツカレーの食べ過ぎだろうか。 「カツカレーで何かが変わると思っているのか。 ヒメ、君の彼氏は馬鹿だぞ」 「心を読むな! そしてもうちょっとオブラートに包めよ!」 「否定はしないんだな」 「お前、人の揚げ足取るの大好きだろ」 「君が見下げ果てた野暮天だからヒメが困っているんだ」 「ちょ、ちょっとニーキ、あんまり――」 「たまには言葉で真っ直ぐ伝えてやるのもこの男のためだぞ、我がマスターよ」 「~~~~っ」 ニーキは言いたいことを言い終えたのか、再び元の寡黙な人形に戻った。 その隣で椅子をキイキイと揺らす姫乃は自分の膝に顔を埋めて――黒髪の間からのぞく耳を真っ赤にしていた。 「言い難い事、あるのか?」 こくり。 頭を縦に動かした。 「怒ってる、とか?」 ふるふるふる。 頭を左右に振った。 「悲しい事だとか」 ふるふるふる。 「あー、じゃあ恥ずかしい事だとか」 こくりこくり。 恥ずかしいこと? 今までの会話のどこに恥ずかしがる要素があった? ますますわけがわからない。 一人で混乱していると、くぐもった声が聞こえてきた。 「……だって、神姫なんだもの」 「うあん?」 「弧域くん、神姫――欲しい?」 「え、くれるの? でもなあ、ニーキはちょっとキツいしなあ、」 「ニーキは駄目。 そうじゃなくて、自分の神姫、買いたい?」 欲しいかと問われれば、そりゃあ欲しい。 着せ替えのように武装させてみたいし、バトルだってさせてみたいし、この隙間風が寂しい部屋に神姫がいれば少しは寒さも和らぐのかもな。 だが、物はいつか壊れる。 熱力学第二法則(第一だったか?)がある限りどんな物でも例外ではないし、神姫だってもちろんその例に漏れない。 負担が掛る可動部はメンテナンスをしていても取り替えが必要になるし、バッテリーも技術が進んだとはいえ充電を繰り返すごとに容量が減っていく。 これらはまだ取り替えが効くからいい。 だがCSCなんて、外部からの衝撃でどんな影響を受けるか分かったものではない。 ――ホイホイさんになぶり殺しにされたマオチャオがそうだったように。 未だあのマオチャオが、持ち主だった弓道部部長の泣き叫ぶ顔が、頭から離れないのだ。 ……あんな別れ方をするくらいなら、最初から神姫なんて持たないほうがいい。 「どうだろうな。 欲しいような気もするし、欲しくないような気もする」 「どっちよ。 欲しい? 欲しくない?」 「俺にもよく分からないんだ。 神姫で遊びたくもあるし、なんつーかほら、犬とか猫とか、死に別れが嫌だから飼いたくないってよく聞くだろ。 あんな感じ」 「弧域くんっていつもはハッキリしてるのに、たまにものすごく優柔不断になるよね」 何故俺は責められてるんだ? 「いいだろ別に。 ハッキリさせなきゃいけないことでもないし」 「よくない」 「いいだろ」 「よくない」 「なんで」 「だって…………よくないんだもん」 姫乃が何を言いたいのか分からないが、少なくとも二人の間うっすらと見える溝をゼネコンが本腰を入れて掘り始めたことだけは確かだった。 俺にどうしろってんだよ、ゼネコンは誰の命令を受けて着工したんだ。 国か? 国なのか? 国土交通省のせいで俺達は付き合ってから初となるケンカをしようとしているのか! 「何がよくないんだよ。 俺が神姫を買っちゃ駄目なのか?」 「駄目っ! ……じゃない、けど……」 「なら買わないほうがいいのか? そりゃあ神姫は高いからな、そう簡単には買えないけどさ」 「そうじゃなくて、そうじゃないの!」 「どっちだよ! 俺は買うべきなのか、買っちゃ駄目なのか!」 「だって! ……だって……」 「だってだって、さっきからそれば――」 言いかけて無理矢理口を噤んだのだが、もう遅かった。 さっきよりも顔を真っ赤にした姫乃が、目に涙を浮かべて俺を……敵のように、睨んでいる。 怒った顔も可愛いんだなあ、なんて考えてる暇があれば謝罪の言葉の一つでも出せばいいものを。 何が悪かったのか皆目見当もつかない俺はどう謝っていいかも分からない。 言葉が出ない。 ぐぅの音も出ない。 希望も何も出てきやしない。 ああ、こりゃもう駄目だ、嫌われたな…………短い春だったな………… 「だって…………だって…………神姫だって、女の子なのよ!!」 「……………………は?」 「神姫はずっと持ち主の側にいるのよ! 弧域くんがもし神姫買ったら、弧域くんはずーっとその神姫と一緒なのよ! わ、私がいない時も!!」 「……………………」 「そんなの! ……そんなこと………………嫌なの」 「……………………」 「ごめんね。 幻滅したよね。 私、すごく嫉妬深いんだ」 「……………………」 「嫌いに、なったよね」 「ンナワケねぇだろおおぉぉぉおおがあぁぁぁああぁぁああああ!!!!」 椅子の上で丸くなっていた姫乃を抱え、ベッドに放り投げた。 「きゃっ!?」 ああもう、悲鳴も可愛い! あっけにとられた顔も可愛い!! こんなに可愛いのに? こんなに愛くるしいのに? 頼まれても嫌いになれるものか!! 「ちょ、ちょっと、弧域くん? 落ち着こう、ね?」 「安心しろ。 俺の頭は今、一面のコバルトブルーだ」 「晴れてる! 頭が晴れてる!」 目を丸くした姫乃に覆い被さるように手をついた。 アルミ製のベッドがギシギシと今にも崩壊しそうな音を立てた。 このベッドもついにシングルからダブルに昇格する時が来たか(?)。 自分の呼吸がどんどん荒くなっていくのが、他人事のように感じる。 体が、心臓の鼓動が、自分のものでないような感覚。 だがそれでも俺は、自分を見失うわけにはいかない。 俺は今、姫乃の目やら唇やら何やらを凝視するのに忙しいのだ! 「あ、あの、私まだ心の準備といいますか、心臓がドキドキして苦しいんですけど……」 「安心しろ、俺もだ。 だがそんなもの、勢いだろう?」 「い、勢い? そ、それにね……その……」 「まだ何かあるのか。 そうだな、今の内に全部言っておくといい」 「まさかこうなるなんて思ってなかったから……」 「うん、そうだな」 「………………今日の下着、あんまり可愛くないの」 「さらば理性ィ!!」 カッターシャツのボタンを一つ一つ外すのも間怠っこしい!! 安心しろ姫乃、今直ぐ全ボタンを引きちぎって、その可愛くない下着とやらを拝んで―――― 「獣め、そんなに規制されたいか。 レールアクション『血風懺悔』」 ずっ。 そんな音が眉間の辺りから聞こえたかと思うと、勢い良く赤いものが飛び出してきた。 「うおおおおおおお!?」 なんだこれ、なにがあった、興奮しすぎて血管が切れたか!? とにかく止血しようと、ベッドに頭を押し付けた。 「きゃあああああああ!? 弧域くん大丈夫!? え~っと、え~っと、そうだ、頭より心臓を高くしないと!」 「『血風懺悔』――受けた者は血風を撒き散らしながら許しを乞うように頭を地になすりつける」 私の得意技だ。 と勝ち誇るような声が聞こえる。 腹立たしいくらいニヒルに笑っているのだろうが、今は視界一面が血で濡れたベッドカバーだ。 「ニーキ!! 弧域くんに恨みでもあるの!? 初対面でしょ!?」 「ヒメも案外野暮天なのかもな。 君達は君達が思っているよりもずっとお似合いの仲だ」 「おいコラ、マジで血が止まらねぇぞ!」 「どういうことよ」 「さっき自分で言っていただろう、 “神姫だって、女の子なのだよ”」 「こ、このやろう人様の眉間に穴空けといて無視かよ……上等じゃねぇか、この借りは神姫バトルで返してやる!!」 叫んだことで穴が広がり、ベッドのシミはさらに広がっていった。 このとき俺は、絶対に武装神姫を買ってニーキを同じ目に合わせてやることを、固く心に誓った―――― NEXT RONDO 『そうだ、神姫を買いに行こう ~2/4』 15cm程度の死闘トップへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/586.html
軽量級クラス用武装:“Valkyrja”軽量級武装コンポーネント“Weiss Valkyrja” 軽量級武装コンポーネント“Grau Valkyrja” 軽量級武装コンポーネント“Schwarz Valkyrja” CQB戦術用武装:“Heiliges Kleid”CQBコンポーネント“Rotes Heiliges Kleid” CQBコンポーネント“Blaue Heiliges Kleid” CQBコンポーネント“Gruenes Heiliges Kleid” 武装展開機構:“W.I.N.G.S.” “Valkyrja”用オプション:“SSS”“Weiss Valkyrja”用“SSS”:“スヴェンW” “Grau Valkyrja”用“SSS”:“ビルガーG” “Schwarz Valkyrja”用“SSS”:“ファルケンS” 軽量級クラス用武装:“Valkyrja” 槇野晶が、己の技術・知識・信念を体現する為に産み出した装備一式。 基本的に晶所持の神姫(アルマ、ロッテ、クララ)の各神姫専用である。 軽量級ランク専用武装であり、装備する神姫の特性を活かす事が可能。 当初はこれ一式のみで戦いを切り抜ける予定だったが、クララによって CQBへの対応力不足……コンパクトな戦闘力に欠けている事が判明。 これを補う為に、後付で“Heiliges Kleid”が搭載される事となった。 同時に“Valkyrja”も、各種見直しによりバージョン2へと進化する。 コンパクトさを“Heiliges Kleid”に求める事により、“Valkyrja”は 重武装をより志向する結果となり、“Valkyrja Rocks”が増設された。 現在ロールアウトしているのは、“白”“灰”“黒”の3系統である。 “白”がロッテ専用であり、“灰”はクララ、“黒”はアルマが使う。 軽量級武装コンポーネント“Weiss Valkyrja” 【武装データ】 Ver.:2.018w [[ヴァルキュリア・ロクス増設タイプ]] 武装:hmLSU_AL006 レーザーガンランス“アインホルン”(右腕) hmBDS_AL001 強制放電装置“ゼーレイッシャー”(左腕) hmHMW_AL123 円環型加速器“フライアークライス”(頭部) hmSWS_AL061 戦略装甲“ヴァルキュリア・ロクスW”(腰部) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:huMSS_AV022 ヘッドセンサー・アネーロ・カスタム(頭部) ruWBA_NO666 reFLT白き翼・カスタム(背部→上半身) hmOAM_AL007 甲冑型メインアーマー(上半身・腰部・両腕) exSLD_AV012 ガードシールド・カスタム(両腕側部) luBUL_AV003 ランディングギアAT3・カスタム(両脚) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:ベースは白、次いで蒼穹の色が多く、ワンポイントに金。 解説:ロッテの初期装備として開発された、軽量級ランク用の 武装一式。ロッテがアーンヴァルタイプであった名残。 製造コンセプトは「天使を越え、戦乙女へと至れッ!」 アーンヴァルタイプの基本性能を参考にして、槇野晶が彼女独自の 改良を加えた武装。戦闘基本プログラムの関係上、元の素体である アーンヴァルタイプともっとも相性が合う様に再設計されている。 “アインホルン”は、GEモデルLC3レーザーライフルに各種改造を 施した専用装備であり、通常は実体型ランスとして使用可能だが、 穂先の射出孔からはレーザーを射出可能。恒常安定化を行う事で、 レーザースピアや対実体弾(爆発物以外)用のシールドに変化する。 “ゼーレイッシャー”は、MMSの共通規格部品である非接触型の 充電端子に干渉し、相手の電力を吸収する特殊マニピュレーター。 規約範囲に収める為、目標物との接触状態でしか吸収は行えない。 吸収電力は放出したり、“アインホルン”等の武装に給電できる。 構造上大柄な装備だが頑健な作りの為、盾としても運用ができる。 “フライアークライス”は淡く輝く、巨大な半透明の円環である。 極薄い緑色をした天使の輪は、通常兜上面にマウントされている。 外せばチャクラムとなる他、回転式のレーザー加速器を備えており 対光学兵器用バリアやレーザーの光条集束・出力強化にも使える。 最大出力で“アインホルン”と連携、レーザードリルを起動可能。 “ヴァルキュリア・ロクスW”は三種類の“Valkyrja”に搭載した 追加装甲である。同時に戦闘時間延長用の拡張バッテリーであり、 機動性を向上するブースター機能も備えている。更なる特徴として タイプに応じて、専用大型武器に変形する機能も兼ね備えている。 Wタイプは、前部を砲身・後部を照準装置及びジェネレータとして 連結させる事で、大型リニアレールガンとして運用する事が可能。 専用ジェネレータを備える事で、超高速望遠距離への狙撃も行う。 総弾数は、左右で12発ずつ。隠し武器故、容量は抑えめである。 “白き翼・カスタム”は、構造材の大幅な見直しが図られた結果、 素体を覆う様に動かす事で、対爆発防御装甲としても使用が可能。 リアウイングAAU7の推進器を組み込み、見た目より機動力も高い。 代償として大型になったが、威嚇効果もある為に放置されている。 “AT3・カスタム”は、正規品に装甲追加と接地部の接続を行い、 地上走行性能の確保を行った。短距離ジャンプを交え歩行する為、 接地部は鳥脚の様に指が4方へ広がっており、衝撃吸収力が高い。 畳む事により従来通りの飛行性能を確保できる他、下に束ねる事で 突き刺す様な強烈なキックを、飛翔後に上空から見舞う事が可能。 軽量級武装コンポーネント“Grau Valkyrja” 【武装データ】 Ver.:2.001g [[ヴァルキュリア・ロクス増設タイプ]] 武装:hmCLU_AL111 スペルチャンバー“ライデンシャフト”(右手) hmDSU_AL222 スペルバインダー“シュリュッセル”(左手→左腕) hmHMW_AL333 スペルブースター“フライアーシャイン”(頭部) owRAS_HR555 ぷちマスィーンズ・カスタム(背部・両肩・両膝) owSFS_NO666 ホウキ・オブ・ザ・CK・カスタム(特殊) hmSWS_AL094 戦略装甲“ヴァルキュリア・ロクスG”(腰部) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:huMSS_HR023 頭甲・咆皇+マジカルハット・カスタム(頭部) ruWBA_NO745 reFLT黒い翼・カスタム(背部→上半身) hmOAM_AL013 甲冑型メインアーマー(上半身・腰部・両腕) rmSAM_NO009 ヴィーゼ・STHP・スカート・カスタム[黒](腰部) exAMU_AV012 増設[[アーマー]]・カスタム(両腕) luHSL_HR007 脚甲・狗駆・カスタム(両脚) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:ベースは薄灰、次いで翡翠の色が多く、装飾品は真鍮色。 解説:クララの初期装備として開発された、軽量級ランク用の 武装一式。ハウリンタイプの意匠を多少は残している。 とは言え、明確な犬っぽさはヘッドパーツ以外にない。 製造コンセプトは「魔術を高めて、戦乙女になれッ!」 「即応型空間ハッキングによるヴァーチャル空間内事象の変遷」、 即ち“魔術”での戦闘を円滑に行う為、晶がクララ専用に作った。 “魔術”の基本システムは、エルゴ店長・日暮が基礎設計を担当。 他にも汎用系であるハウリンタイプに合わせ、多様な装備を搭載。 但し銃器や火砲類だけはどうしても自身が直接使用できない為に、 これまたクララにしか扱えない、極めて特殊な射撃装備を配した。 “ライデンシャフト”は専用のショートスピア。近接攻撃以外にも クララの特殊能力である、“魔術”の性能を高める為のデバイス。 幅広の穂先を持ち、その下には拳銃に酷似した緊急充電システム。 装填したカートリッジを反応させる事で、瞬間的に電力を補える。 このシステムにより産み出したエネルギーで、ハッキングによって 本来消耗する筈の膨大な電力を、1発で1回賄う事が可能となる。 “魔術”執行時は穂先がアンテナ代わりとなる、優秀な制御装置。 “シュリュッセル”は、巨大な書物の形状をした専用の盾である。 普段は小脇に抱えて保持するが、展開する事で左腕に接続が可能。 その場合、本の姿から花弁の様な多層構造の円形シールドになる。 非常に頑丈な構造をしたこの書物は優秀なストレージ装置であり、 “魔術”で攻防両面に用いる基本メソッドを記録する事によって、 その展開速度と信頼性向上・負荷の軽減を図る目的で用いられる。 当装備の運用の為、日暮設計のドライバーがクララに内蔵された。 “フライアーシャイン”は蛍光色に輝く、巨大な天使の輪である。 薄い青色をしているこれは、他のコンポーネント同様武器になる。 非揮発性のメモリを搭載しており、“魔術”を強化・拡大したり、 “魔術”でシールドを作る際のフレームとして利用する事が可能。 現出したシールドは、ヴァーチャル空間ではかなりの硬度を誇る。 当武装に於いて“ぷちマスィーンズ”は徹底的に改造を施された。 装甲に搭載する為の格納形態が設けられ、この状態では5機全てが 全く同じ構造をしている。背部ユニットの指示で四肢についている 4機が分離・変形して攻撃を開始する点は、改造前と変化はない。 但し移動法はキャタピラ等ではなく、3枚の電磁式安定翼である。 直接銃器が使用できないクララに代わりハンドガンを使用する他、 陣形を組んでクララの“魔術”の依り代となり、突撃戦闘を行う。 非常に優秀な遠隔攻撃システムだが、可愛げが失われたのが欠点。 “ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー・カスタム”も改造済み。 藁箒ではなくスティック型の掃除機に似たデザインになっており、 実際にエアブロアー兼サイクロン掃除機として清掃ができる上に、 推進装置の“黒い翼・カスタム”と組み合わせ、高速飛翔が可能。 更にクララの“魔術”を応用する事で、遠隔操作が可能となった。 これにより、柄に内蔵された対物狙撃ライフルを自律運用できる。 但し間接的にも程がある苦肉の策なだけに、命中精度は若干低い。 その代わり命令次第で、ぷちマスィーンズとの連携攻撃も行える。 実際の識別としては、ぷちマスィーンズと同型機体の扱いである。 “ヴァルキュリア・ロクスG”は三種類の“Valkyrja”に搭載した 追加装甲である。同時に戦闘時間延長用の拡張バッテリーであり、 機動性を向上するブースター機能も備えている。更なる特徴として タイプに応じて、専用大型武器に変形する機能も兼ね備えている。 Gタイプは“ぷちマスィーンズ”同様の自律攻撃システムになる。 “ドライエクス・ジステム”と呼ばれる八機の端末は、スカートを 離脱して、デルタ翼型の小型戦闘機に変形。レーザーガンで戦う。 勿論クララ用である為、“魔術”の依り代にも転用が可能である。 実際の識別としては、ぷちマスィーンズと同型機体の扱いである。 “黒い翼”は甲虫類と鳥類の翼を折衷した様な、天使とも悪魔とも つかない独特の意匠に大改造されている。外見上の特徴だけで無く 装甲板や“魔術”の増幅・拡散パネルとしての機能も備えられた。 鋭角的な飛行性能は維持されたが、最高速度が若干低下している。 “頭甲・咆皇”には“マジカルハット・カスタム”が被せてある。 決してこの帽子は虚仮威しでなく、咆皇との連動により“魔術”を 利用して、超常的空間把握を行う為のセンサーを搭載した特注品。 犬耳がマジカルハット内部の増設センサーで隠されるのが、欠点。 “脚甲・狗駆”は、安定性を重視した為か逆関節風の構造に変化。 ハイヒールの様な脚になっている為、踏み込みが深くなっている。 反面格闘戦には適さないが、これはクララに限れば問題ではない。 更に裏側に折り込まれた大型ブースターを展開して、左右で結合。 これによって、空中機動重視のモノレッグブースター形態になる。 軽量級武装コンポーネント“Schwarz Valkyrja” 【武装データ】 Ver.:2.036s [[ヴァルキュリア・ロクス増設タイプ]] 武装:hmPBS_AL009 リボルバーランス“フラーメイェーガー”(右手) hmWCS_AL001 クローシールド“アイゼンナーゲル”(左腕) hmHMW_AL123 仕込みリング“フライアーシュヴェルト”(頭部) hmSWS_AL030 戦略装甲“ヴァルキュリア・ロクスS”(腰部) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:huMSS_AL023 可変型装甲ヘッドギア(頭部) ruEAS_SF004 DTリアユニットplus・カスタム(背部) ruMWA_AL001 可変機動装甲“フリューゲル”(背部) auPUA_SF004 “チーグル”アームパーツ・カスタム(DT部) hmOAM_AL009 甲冑型メインアーマー(上半身・腰部・両腕) exSLD_SF013 ガードシールド・カスタム(両腕側部) luPUL_SF002 “サバーカ”レッグパーツ・カスタム(両脚) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:ベースは黒、次いで鮮血の色が多く、ワンポイントに銀。 解説:アルマの初期装備として開発された、軽量級ランク用の 武装一式。アリアがストラーフタイプである名残も散見。 製造コンセプトは「今産まれ変わり、戦乙女になれッ!」 ストラーフタイプの基本性能を参考に、槇野晶が大改修した武装。 戦闘基本プログラムの関係上、近接戦闘に長けた性能を備えている ストラーフタイプと最も相性が合う様、白兵武装を多く搭載する。 “フラーメイェーガー”は専用のヘビースピア。各種小型銃器や、 シュラム・リボルビンググレネードランチャーの機構を利用した。 細長い穂先に対して、根本には無骨なリボルバー式の機構を搭載。 炸薬の爆発力で穂先をスライドさせて、大半の装甲を貫通できる。 更に突き刺した後、各種弾丸を零距離で撃ち込む事が可能である。 榴弾からライフル弾まで、装填された弾薬により性能が変化する。 “アイゼンナーゲル”は、射出式のクローを搭載したバックラー。 射出には、ヴァッフェバニーから移植したスラスター二基を使う。 SMG-A4W“ジャマダハル”サブマシンガンを射出部に搭載しており 通常時はシールドとして利用するが、折り畳んだクローを展開して 格闘戦に利用可能。他にも射出して相手を引き寄せたり、格納式の アームで遠隔射撃を行う等、様々な運用が可能な特殊武装である。 “フライアーシュヴェルト”は蛍光色に輝く、巨大な円環である。 薄い黄色をしており一見飾りに見える頭頂部の“天使の輪”だが、 実は折り畳み式のサイズ2本をリング状にした、隠し武器である。 分離・変形を行う事により、双振りのヒートショーテルになる他、 変形・再合体させる事で、簡易スピアとしても利用が可能になる。 この槍は銃剣代わりに、後述のニードルライフルへと搭載できる。 “フリューゲル”は“reFLT 悪魔の翼”改造のマルチバインダー。 翼として空中機動に用いる他、分離等によって多数の武装に変化。 ブースターを数機組み込んではあるが、複雑極まりない構造の為に 飛行装置としては性能が劣化しており、専ら走行の補助に用いる。 個々の武装は劇中で使用されていない為、詳細は未だ不明である。 黒翼を折り畳み、胸部装甲に“アイゼンナーゲル”を装着すれば、 防弾・防刃・耐熱に優れた装甲外套“フェーデンシルト”となる。 他の“Valkyrja”の翼で行う類似した形態よりも、防御力が高い。 翼と基部を分離した場合、溶断兵器“ヒッツェメッサー”双振りと 電磁式ニードルライフル“トーテンタオフェ”一挺へと変形する。 後者には“フライアーシュヴェルト”で作ったスピアを接続でき、 突き刺してから零距離射撃を行う為の白兵装備として利用できる。 “ヴァルキュリア・ロクスS”は三種類の“Valkyrja”に搭載した 追加装甲である。同時に戦闘時間延長用の拡張バッテリーであり、 機動性を向上するブースター機能も備えている。更なる特徴として タイプに応じて、専用大型武器に変形する機能も兼ね備えている。 Sタイプは六枚のスカート基部に三連節のアームを搭載しており、 アーム先端に装着されたブレードを利用して、自らの手を使わずに 白兵戦闘を行える。旋回させれば周囲を薙ぎ払う事も可能である。 “チーグル”及び“サバーカ”は、正規品にブースターを搭載した 改造品である。“フリューゲル”が失った機動力の補完をする為、 出力は相当高めに設定されている。“チーグル”に接続されている DTリアユニットは肩相当の部品が改修された為に、“チーグル”を 折り畳み変形させた後で追加アームを背部に逃がして、高機動用の 補助ブースターとして利用する事が可能である。ユニット後部には ウェポンラックも増設され、“フラーメイェーガー”を搭載可能。 CQB戦術用武装:“Heiliges Kleid” 槇野晶が、軽量級バトルにおける閉所対応力を確保する為に開発した、 神姫用の特殊強化装甲服。“Valkyrja”の保護ケースも兼ねている為、 これらを装備できる神姫……即ち晶の“妹達”にしか装備はできない。 CQB(戦略的近接戦闘)に対応する事を主目的として設計されており、 防御性能・機動性能・行動限界時間が“Valkyrja”よりも優れている。 その反面飛行能力は搭載できない上、武装も小規模になってしまった。 故に“Valkyrja”への移行が、装甲パージによって可能となっている。 現在ロールアウトしているのは、“紅”“蒼”“翠”の3種類であり、 各神姫のパーソナルカラー(アルマ、ロッテ、クララ)に対応している。 CQBコンポーネント“Rotes Heiliges Kleid” 【武装データ】 武装:hmMPS_AL014 キャノンナックル“マサムネ”(両腕) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:hmHMD_AL101 多機能バイザー“ホーリースクエア”(頭部) hmPMA_AL102 電源内蔵型外套“プロテクトコート”(肩~上半身) hmADV_AL103 アーマードレス“ガーディアンハート”(胸~腰) hmLAU_AL104 ライト付腕部装甲“ストレイライト”(腕部) hmDRS_AL105 走行装置付ブーツ“アサルトキャリバー”(脚部) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:全体としては深い赤が多く、縁は黒色。装飾品は銀メイン。 解説:アルマのCQB用に開発された、特殊機動装甲服。 全体としては、メイド服に近いシルエットを持つ。 ストラーフタイプがCQBに用いる為の、槇野晶製作特殊ドレス。 外見にも気が配られている為、神官とメイドが融合したデザイン。 着用者の特性を更に特化し、格闘戦をメインに行う設計になった。 “マサムネ”はリボルバー式の火薬炸裂機構と三連式回転リングを 備えた特殊な拡張アームであり、格闘戦に際して真価を発揮する。 回転リングの遠心力で垂直軸を安定・打撃の威力を集中させた上、 打突時に火薬を炸裂させる事で、衝撃を体内に伝える事が出来る。 使用する火薬は、スピードローダーを使って再装填が可能である。 “ホーリースクエア”とは各種センサーや通信機、更にスコープや 追加カメラを搭載した、“アネーロ”の流れを汲む大型バイザー。 外見は少し背の高いお洒落な帽子という、趣味的スタイルである。 “ストレイライト”はこれと連動するフラッシュライトを備えた、 服と一体化した様な腕部装甲でありストロボ機能も完備している。 CQBコンポーネント“Blaue Heiliges Kleid” 【武装データ】 武装:hmMGS_AL014 バスターライフル“ムラクモ”(右手) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:hmHMD_AL201 多機能バイザー“ホーリースクエア”(頭部) hmPMA_AL202 電源内蔵型外套“プロテクトコート”(肩~上半身) hmADV_AL203 アーマードレス“ガーディアンハート”(胸~腰) hmLAU_AL204 ライト付腕部装甲“ストレイライト”(腕部) hmDRS_AL205 走行装置付ブーツ“アサルトキャリバー”(脚部) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:全体としては深い青が多く、縁は白色。装飾品は金メイン。 解説:ロッテのCQB用に開発された、特殊機動装甲服。 全体としては、メイド服に近いシルエットを持つ。 アーンヴァルタイプがCQBに用いる為の、槇野晶作特殊ドレス。 外見にも気が配られている為、神官とメイドが融合したデザイン。 着用者の特性を活かし、射撃をメインに戦える設計になっている。 “ムラクモ”はショートバレルのアサルトライフルであり、両手で 構える事でフルオートや三点バースト等の制圧射撃が可能となる。 銃の下部に障害物破砕用のソードオフ・ショットガンを搭載する。 更に狙撃用の伸長バレルとレーザーサイトを上部に搭載しており、 展開してバレルの折り畳み式バイポッドを開けば、狙撃銃になる。 “プロテクトコート”は、女性が着るケープやコート類を模した、 硬質のマントである。装甲板の狭間に大型補助バッテリーを搭載。 防御力だけでなく神姫の稼働限界時間も、大幅に延長してくれる。 縁がエッジ加工されており、装甲パージ時は強力な弾丸ともなる。 それを見越してか、パージ待機時には装甲板が水平に起きあがる。 CQBコンポーネント“Gruenes Heiliges Kleid” 【武装データ】 武装:hmMDS_AL014 グレネードダガー“シラヌイ”×16(両手) ※この他、共通武装を装備・使用できる 装備:hmHMD_AL301 多機能バイザー“ホーリースクエア”(頭部) hmPMA_AL302 電源内蔵型外套“プロテクトコート”(肩~上半身) hmADV_AL303 アーマードレス“ガーディアンハート”(胸~腰) hmLAU_AL304 ライト付腕部装甲“ストレイライト”(腕部) hmDRS_AL305 走行装置付ブーツ“アサルトキャリバー”(脚部) ※この他、共通装備を装備・使用できる 色調:全体としては深い翠が多く、縁は灰色。装飾品は真鍮色。 解説:アルマのCQB用に開発された、特殊機動装甲服。 全体としては、メイド服に近いシルエットを持つ。 ハウリン型の神姫がCQBに用いる為の、槇野晶製作特殊ドレス。 外見にも気が配られている為、神官とメイドが融合したデザイン。 トリッキー戦闘を旨としており、専用武装のラインナップも異色。 “シラヌイ”は一見すると、持ち手の短いダガーである。鍔部分に 瞬発用小型ブースターが搭載されており、実際は投擲武器である。 柄部分はバッテリーであり、目標への刺突後に電力を解放する事で 周囲の敵を巻き込んで、爆弾の様に破壊させるのが本来の使い方。 両腕下部には充電装置を兼ねたナイフホルダーが搭載されている。 “アサルトキャリバー”は、小型電磁式ローラーブレードである。 4つの駆動輪は普段踵部に折り込まれているが、遠隔指令によって 瞬時に展開し、装着者を高速で移動させる事が可能となっている。 通常のローラーブレード並みかそれ以上に技量が要求される物の、 地上を走る限りに於いては小回りと速度に優れた移動用デバイス。 その加速度を利用して、付属の脚部装甲から繰り出す蹴りは強力。 武装展開機構:“W.I.N.G.S.” “Weapon Installing Nanomachine-Guide Synchronizer”の通称。 “Heiliges Kleid”の実装に伴い、晶が以前入手した流出品を元に 独自の改良を施した、ヴァーチャル空間用のデータ制御システム。 その実用化には、クララと日暮の解析が大きく貢献している模様。 メインシステムを封入したペンダント、ナノ単位のデータ誘導体を 展開・制御する両耳のピアス、背部のストレージユニットで構成。 ディスクが入った小型DVDプレイヤーの様なユニットが特徴的。 実際に搭載されているのは、非駆動型・非揮発性の大容量メモリ。 超高効率でデータを圧縮・保存し、それを必要に伴い展開する事で 設定したポイントに対して、瞬間的なデータの変化を発生させる。 これにより、神姫は装備の瞬間的変化──“変身”を可能とする。 但し、物理的には“Heiliges Kleid”装着状態でエントリーする。 更に“Heiliges Kleid”から“Valkyrja”への装備変更それ自体は 晶の工作技術によって(強引ながら)物理的に可能である。その為、 この機能は非武装状態から“Heiliges Kleid”への変遷に用いる。 実際はもう一装備を格納できるが、所要時間が増える危険がある。 覚えた事を拘りに注ぎ込む辺りに、晶の特長が出ていると言える。 なお、ゼンテックスマーズ社の研究が参考になっているらしいが、 晶がこの技術を一体どこから入手してきたのかは、誰も知らない。 “Valkyrja”用オプション:“SSS” “Strike Swan System”の略称。“Valkyrja”の更なる重装化を行える 武装であり、“アーマメント・シールド・ブースター”に分類される。 正規販売用のテスト武装である物の、現在は三姉妹専用になっている。 その外殻には全て耐熱加工が施されており、レーザー系の攻撃に強い。 防御力・機動力・出力、いずれを取ってもかなりの性能ではあるのだが 反面これで“Valkyrja”は、進化の限界を迎えてしまう可能性がある。 だが“鳳凰カップ”への参戦を迎え、遂にロッテ専用機が開発された。 その後にアルマ用とクララ用も開発され、3on3にて実践投入される。 様々な運用を行う事が可能であり、衝突角としてぶつける戦法の他にも 全身に装着して長距離行軍用装甲服として機能させたり、高機動飛行を 成し遂げる他、各機種固有武装を展開する事も可能である、複合武装。 これを装着した神姫は“Valkyrja・Skjald-maer・Phase”と呼称する。 現時点で開発を計画しているのは“白”“灰”“黒”の3機種である。 “白”がロッテ専用であり、“灰”はクララ、“黒”はアルマが使う。 この色は、そのまま運搬用鳥類型ぷちマスィーンズのカラーでもある。 “Weiss Valkyrja”用“SSS”:“スヴェンW” 【武装データ】 Ver.:0.983w [[ディバイド・パニッシャー・コンセプト]] 武装:hmLGP_AL011 放射配列型レーザーガンポッド×10基(盾部) hmLJD_AL036 光学攻防用チャフショットガン×2挺(盾部) hmMFL_AL001 多次元測距用レーダーアーム×4基(盾部) hmSCL_AL033 インパクトカノン“ミョルニル”(両手部) hmCMS_AL036 CMMランチャー“ギャッラルホルン”(両手部) ※この他、“Weiss Valkyrja”の武装を装備・使用できる 装備:hmPMC_AL001 防御用可変支援機“スヴェンW”(頭・胸・背) hmABS_AL011 耐熱防御シールド“ライドボード”(両肩部) hmLBS_AL094 可変収納型電磁推進ブースター×4(盾部) hmDSC_AL555 フレキシブル・シルク・バインダー×4(盾部) exSLD_NO006 公式型サブジェネレータ×3(機体各部) ※この他、“Weiss Valkyrja”の装備を装備・使用できる 色調:ベースは白、次いで蒼穹の色が多く、ワンポイントに金。 解説:ロッテの追加装備として開発された、軽量級ランク用の オプション武装。ロッテの活動領域を大幅に拡大する。 製造コンセプトは「白鳥の乙女としても、振る舞え!」 アーンヴァルタイプの射撃機能を活かす為に、槇野晶が作り上げた ロッテ専用の“SSS”。必然的に、装備も射撃系統に偏っており アーンヴァルタイプともっとも相性が合う様に、構築されている。 “放射配列型レーザーガンポッド”は、ロッテの躯に沿う様にして 弓なり状に展開される、横に十基並んだレーザー射撃武装である。 範囲攻撃を得意とする他、基部から駆動して発射角を調整できる。 本来電波攪乱用であるチャフと高性能のレーダー装置を応用して、 乱反射による強力なランダム射撃を行う事も出来る、優秀な武装。 “ミョルニル”は弾薬の爆発を利用して、吸い込んだ気体や液体を 衝撃波として発射する為の、特殊銃器である。射程距離は短いが、 強力な防御壁にも転用出来る上、近距離での破壊力は非常に高い。 “ギャッラルホルン”とは、マイクロミサイルランチャーである。 コンテナ型をした銃身を上下に展開する事で一斉射撃が可能だが、 閉じた状態でも、細長い専用高速巡航ミサイルでの砲撃が行える。 使用する弾は煙幕弾や閃光弾、ナパーム弾など多彩。弾数も豊富。 物理盾としても使用出来る信頼性の高い武器だが、重量等の問題で “ミョルニル”との同時使用が出来ず、サイドボードへの投下前に 換装を行っていないとならない、という致命的欠点を抱えている。 “スヴェンW”は、白鳥の意思を備えた改造型ぷちマスィーンズ。 レーザーガンを備え威嚇射撃を行いながら“SSS”を運搬する。 装着時には分離変形、胸部装甲兼ジェネレータとして装着される。 “フレキシブル・シルク・バインダー”は、耐熱・防弾・防刃等の 能力を備えた、布と鋼の特質を兼ね備えた防御用のマントである。 ワイヤー等を利用する事によって、武装に絡まず出し入れが可能。 “Grau Valkyrja”用“SSS”:“ビルガーG” 【武装データ】 Ver.:0.983g [[アンカー・フリゲート・コンセプト]] 武装:hmACA_AL014 五指制御型ロングアンカークロー×2基(盾部) hmLHG_AL022 レーザーパイルバンカー×2基(盾部) hmMFS_AL091 大型電磁推進用ブレードウィング×4基(盾部) hmSJS_AL666 ジャミングスレイヤー“ミストルティン”(両手部) ※この他、“Grau Valkyrja”の武装を装備・使用できる 装備:hmPMC_AL002 防御用可変支援機“ビルガーG”(頭・胸・背) hmABS_AL011 耐熱防御シールド“ライドボード”(両肩部) hmLBS_AL094 可変収納型電磁推進ブースター×4(盾部) hmDSC_AL555 フレキシブル・シルク・バインダー×4(盾部) exSLD_NO006 公式型サブジェネレータ×3(機体各部) ※この他、“Grau Valkyrja”の装備を装備・使用できる 色調:ベースは灰色、次いで翠色が多く、ワンポイントに銅色。 解説:クララの追加装備として開発された、軽量級ランク用の オプション武装。クララの支援能力を大幅に拡大する。 製造コンセプトは「白鳥の乙女としても、振る舞え!」 基本的に支援タイプの神姫を想定して、槇野晶が独自に作り上げた クララ専用の“SSS”。必然的に、装備もトリッキーな物が多く ハウリンタイプや第四弾神姫との相性を考えて、構築されている。 “五指制御型ロングアンカークロー”は、クララの肩から生えた、 もう一つの腕部である。DT4リアユニットの設計思想が基本だが、 その指だけで神姫の腕程に長く、また先端の爪は非常に鋭い造り。 基本的にこれを突き刺したり、相手を掴んで振り回し……投げる。 従って個人戦でも集団戦でも、運用法によって効果を発揮出来る。 “レーザーパイルバンカー”は先述したクローの掌部分に存在する レーザー発振器。本来はレーザーキャノンとしても使用出来るが、 クララの使用を想定して射撃機能を封印、白兵用武装にしている。 “大型電磁推進用ブレードウィング”も使い、高機動戦闘を行う。 “ミストルティン”とは、ジルダリアタイプ専用の特殊武装である “アレルギーペタル”を参考にして、晶が開発した特殊音波兵器。 参考元同様に、特殊な共鳴波を利用して神姫の制御を攪乱出来る。 他にも槍として使用出来るほか、隠された機能が存在するらしい。 “Schwarz Valkyrja”用“SSS”:“ファルケンS” 【武装データ】 Ver.:0.983g [[ギガンティック・ファイター・コンセプト]] 武装:hmAMB_AL077 電磁式徹甲用スパイラルバンカー×1基(左盾部) hmHCA_AL069 灼熱破砕用大型マニピュレータ×1基(右盾→右腕) hmMMS_AL000 近距離制圧用マイクロミサイルポッド×12基(盾) hmSJS_AL666 プラズマブレード“ノートゥング”(両手部) ※この他、“Schwarz Valkyrja”の武装を装備・使用できる 装備:hmPMC_AL003 防御用可変支援機“ファルケンS”(頭・胸・背) hmABS_AL011 耐熱防御シールド“ライドボード”(両肩部) hmLBS_AL094 可変収納型電磁推進ブースター×4(盾部) hmDSC_AL555 フレキシブル・シルク・バインダー×4(盾部) exSLD_NO006 公式型サブジェネレータ×3(機体各部) ※この他、“Schwarz Valkyrja”の装備を装備・使用できる 色調:ベースは黒、次いで紅色が多く、ワンポイントに金色。 解説:アルマの追加装備として開発された、軽量級ランク用の オプション武装。アルマの白兵戦能力をフォローする。 製造コンセプトは「白鳥の乙女としても、振る舞え!」 基本的に格闘タイプの神姫を想定して、槇野晶が独自に作り上げた アルマ専用の“SSS”。その武装は、零距離~近距離用が中心。 ストラーフタイプが主な装備主だが、マオチャオや紅緒等も対象。 “電磁式徹甲用スパイラルバンカー”は、工業用ドリルを想起する 形状のパイルバンカーである。シルエット通り、螺旋運動を伴って 装甲諸共相手を貫くのが主な用途である。限界使用回数は少ないが その代わり一撃の威力が集中すれば、大半の武装神姫を貫通可能。 “灼熱破砕用大型マニピュレータ”は、頻用出来ないSバンカーを 補う為に、右の盾下半分が変形して完成するガントレットである。 その掌は白熱する様になっており、握っだ対象を熔かしてしまう。 有用範囲や威力は若干劣るが、使い方次第ではかなり有用な武器。 なお、盾の上半分には“近距離制圧用マイクロミサイルポッド”が 搭載されており、これらを駆使する事でクロスレンジに潜り込む。 “ノートゥング”とは、スタンガン機構を備えた両手用剣である。 その重量とマヒ効果によって敵を制圧するのが、主な用途となる。 威力は凡庸だが、シンプル故に故障も少なく誰にでも扱いやすい。 メインメニューへ戻る